最近は新卒生の就職活動期間が曖昧になってきていて、年中就職活動期間とも言える状況になってきました。
本来、学生の就学に影響がないように就職活動期間が自律的に決められていましたが、青田買いの勢いが完全に優勢になってしまって、学生の方も就職第一、勉学は二の次になっているように思います。
よく新聞や就職関連雑誌に、今年の就職予定学生の人気企業ランキングが掲載されますが、どうして何も分からない学生に人気企業を聞くのでしょうか?
そもそも現役学生は就職に関してはまったくの未経験者であって、参考になる意見を聞くには適さないはず。
周りと一緒でいたら安心という世代ではないはずです。これが就職後すぐに転職する大きな理由ではないかと思っています。
就職して良い企業を知るには、就職したことがない未経験者に聞くべきではなく、就職経験者に聞くべきでしょう。
毎年のように就職人気ランキングが発表されるたびに、そのご時世で業績や評判がよい企業がトップに並びますが、就職する人にとって意味がある情報だとは思えません。
長く務めるつもりなら、。継続的に成長が見込める業界や、従業員を大切にする企業を重視するべきでしょう。
スマホを選ぶのと同じ感覚で選んでいるから、すぐに転職したくなるのです。
もう少し、人生の大切な分かれ道なのですから、真剣に考えて欲しいと思います。