何でも「キャンセル界隈」が流行っています。
界隈を付ければ角が立たずに無難に済ませられるのでしょうか? 様々なキャンセル界隈が生まれているようです。
残業キャンセル界隈のその一つで、最近の若者が定時退社する際に残業キャンセル界隈と言い残していくらしいのですが、風呂に入るのが面倒くさいというのとは違って、働き方改革や時短に根ざした新しい働き方として、もっと正式な表現があってもよいように思います。
残業拒否主義とでもいいましょうか。残業に頼らずに仕事をこなす術として、広まればいいと思います。
そもそも残業代は、仕事の成果ではなく時間給的な発想です。以前のようにダラダラ時間ばかりかけて仕事を続けることが当たり前の時代から、今や仕事は対価で給与が払われるものに変わりつつありますから、残業代を払うこと自体が時代遅れかもしれません。
しかし、社員が仕事を請け負うときに対価がはっきり分かっていることは殆ど無いでしょうから、営業成績でコミッションを支払う以外の固定給には、対価を示すことは難しいでしょう。
ただ、仕事が残っているのに残業キャンセル界隈を連発されても業務が滞りますから、業務には最初から期限を決めて、それを社員がコミットする方法に変えていく必要があるでしょう。
残業キャンセル界隈の蔓延は、業務遂行ルールの変革も伴うことになるでしょうか?