定員割れする私立大学と晩婚化

大学の無償化が取り沙汰されていますが、定員割れする私立大学の割合が6割あるという事実から、大学定員の供給はかなり飽和していると言えましょう。

定員割れになった場合、ほとんど無試験で合格することができるわけですから、それでも行きたくないと思われる大学はどういった対策を講じることができるでしょうか?

国公立大学は税金によって安い学費で就学できますが、大学が無償化すればその学費の優位性が失われてしまいます。

以前から地方の国立大学の文系には、掛け算の九九ができない学生がたくさんいると言われてきましたから、大学無償化とともに定員割れする国公立大学が現れる可能性もありそうです。

何かいい人がいたら結婚すると言いながら、一生結婚しない人が増えているというのに似てきたように思います。

それほど必死に大学に行ったり結婚したりしなくても、それなりに幸せに生きていけるのではないかと。我慢して無理してするほど価値があることなのか?

昔にしたって結婚に意味があるとか幸せがどうのとかの理由ではなく、世間体が結婚を急がせていただけでしょう。世間体を気にしなくても良い時代になっただけ、社会が進化したのかもしれません。

やはり大学の無償化や晩婚化の対策を考えるときは、大学に行く意義、結婚の意義を問いたださなければなりません。

最近の政策は、半年先の選挙向けという感じが以前よりさらに強くなってきました。

この際、とりあえずバラマキに類する政策は一切禁止して、数十年後の日本を考えて確約付きの効果がある政策を考案してもらいたいものです。

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