冷凍ちゃんぽん探して右往左往

今日は一日中雨予想だったのですが、午前中には雨が上がってしまったので、ちょっと気になっていた冷凍食品を探しに行きました。

テレビでしきりに最近の冷凍食品がすごくおいしいと煽るものですから(別に煽っちゃいない)、じっくり探し出してやろうということで家の近くのスーパーとコンビニに探しに行きました。

と言うのは、一番良く使う食品売り場は冷凍食品が少ないので見かけたことがない。この手の食品をたくさん扱っているスーパーやコンビニでなければ手に入らないだろうということで、少し足を伸ばして2つ隣の駅まで行ってみたのです。

で結局スーパーと呼べる3店舗と2つのセブンイレブンに行ってみたのですが、目的の冷凍食品にはめぐり逢いませんでした。

目的だった冷凍食品は、「キンレイお水がいらない 四海樓監修 ちゃんぽん」!

休みの日なのでいつもと違った食品を試してみたかったのですが、訪れたスーパーの冷凍ショーケースには色々なメーカーの同じような商品はあったのですが、キンレイのちゃんぽんは結局ありませんでした。

冷凍食品のデパートみたいなスーパーでなければ、たくさん流通している商品を揃えておくのは難しいいのでしょう。

それからスーパーやセブンイレブンにはプライベートブランドがそれぞれあって、そちらを優先的に並べているので、特定の商品を探すのはかなり困難なことを思い知りました。

仕方がないので、最後に行ったセブンイレブンで野菜あんかけそばを購入。

帰って食べたら十分においしかったです。

しかし、これからしばらくは買い物に行ったら、キンレイのちゃんぽん探し続けるでしょう。(うん、諦めが悪い!)

なぜ海外でウォッシュレットが流行らないか?

少し前のニュースでは、インバウンドで日本に来た海外の人達が、口々に日本のウォシュレットは素晴らしいと言ったとか。

はたして本当でしょうか?

確かにそのように言った人はある程度はいるでしょうが、海外の人達が絶賛して是非自宅に導入しようと言うことになるかというと、そうはならないだろうと思います。

「個人の意見にはばらつきがあります」ということではなくて、日本人と海外、特に欧米人の便はおそらくかなり違うだろうと思います。

日本でウィッシュレットやシャワーレットの開発を行ったときに、本物の便をシミュレートするためにいろいろな材料で便の模型を作ったという逸話がありますが、それほど便の状態によって洗い流す手法が異なっているということでしょう。

さて、なぜ欧米人はウォシュレットのようなものが必要ないと考えるかというと、肉食・パン食の人種と、日本人のように米食の人種では便の固さが違います。

もし機会があれば、海外でトイレに行って現地の人が大便をするときの所要時間を計ってみてください。とても短いです。本当に! 一瞬です。

日本人みたいにトイレに籠もる人は皆無です。

狩猟民族はゆっくり野糞を垂れていると、ライオンかバッファローに襲われるのでゆっくりしている訳には参りません。その点日本人は農耕民族ですから、多少田鼠にかじられることはあっても、比較的ゆっくり用をたすことができます。これは冗談です。

そもそも腸の長さが狩猟民族と農耕民族ではかなりの差があるのではないかと思います。

最近になって日本人の食生活が欧米化して大腸がんが増えているという話がありますが、もし腸の長さが違っているとしたら、百年やそこらでは腸の長さは変わらないでしょう。

おそらく海外から日本に来てウォッシュレットがすばらしいと言う人達は、いつもトイレットペーパーだけでは物足りないと思っている人たちなのでしょう。

大概は日本には面白いものがあるという程度の土産話で終わってしまうような気がします。

ところで、水で洗うトイレと言えば思い出すのは1970年の大阪万博のガスパビリオンです。少しだけ話題になりましたが、ウォッシュレットもどきがパビリオン内のトイレにあったらしいのですが、当時はそのトイレ目指して日本人得意の行列はできなかったように思います。

農耕民族限定で海外展開をするというのはどうでしょうか?(って誰に提案しているの?)

サバイバルゲーム

昔在籍していた会社の教育の一つとして、グループで行う「サバイバルゲーム」なるものがありました。今で言うコンセンサス教育というものでしょうか。

砂漠でバスが故障して同乗した20人の乗客とともに、全員の生存のために残されたどのアイテムが必要かを、グループで討論して優先順位を付けるというものでした。

設定は以下のようなものでした。

  • 砂漠の真ん中で、最寄りの人が住む町までは100マイル以上ある。
  • 日射が厳しく、歩いての移動は体力の消耗が早い。
  • 全員行動を共にする助かる方法を考える。
  • 手元に残ったアイテムは以下のもの。
    • 地図
    • コンパス
    • ラジオ
    • 拳銃
    • ナイフ
    • マッチ
    • 手鏡
    • 懐中電灯
    • 飲料水と若干の食料

さて、社員は5人ぐらいのグループに分かれて、討論しながら何が重要なアイテムか選んでいくわけですが、ここで各人の個性が出て議論は粉砕するわけです。

概ね方法性は、地図とコンパスを使って町に出ようとするもの、拳銃を取って乗客のリーダーになろうとするもの、飲水と食料を食いつなぎながら拳銃とナイフで狩りをしようとするものなど。

で、例えば地図とコンパスがあるなら近くの町を目指すべきだと言う意見を出すと、

「いやいや、私の長年のオリエンテーリングの経験では、コンパスの誤差でたとえ0.5度方角がずれても町にはたどり着けないものだ。」

と言ってきたり、また、

「砂漠を歩くのは無理。40度を超える砂漠では歩くことは自殺行為だ。俺は一度やって死にかけた。」

なんて言うものもいる。

経験に基づく知恵が色々と出てくるわけです。他の素人は分からないなりに経験者の話には説得力がありますから、段々と方向性が定まってきます。

結局方針としては、「できるだけその場に留まって、助けが来るのを待つ」というのが正解なのですが、この結論は、NASAの経験と研究から導き出されたものらしいので、根拠もしっかりしています。

さて、一番優先順位が高いアイテムが何だったかというと、「手鏡」です。

日中の太陽光線を鏡で反射すると、たとえ地平線を飛んでいる飛行機からでも確認できるぐらい眩しいらしいです。飛行機の航路の真下でなくても有効ですし、ましてや遭難したことが分かっていれば、近くに飛行機で救助に来るでしょう。

ぜひ砂漠に行くときは手鏡を持って行きましょう。(って砂漠に行く予定はずっとない?)

手鏡を忘れたならスマートホンが代わりになります。砂漠で電波が届かないからと行って、やけになって砂の上に投げ捨てないでください。鏡として使いましょう。

なぜこの話を書いたかというと、今朝電車をホームで待っていると、前に並んだ人のスマートホンの反射が眩しくて絶えられなかったのです。

スマートホンを操作すると画面が揺れ動くので、ピカピカ、ビカビカ、頭がクラクラするほど強力な光線を浴びて、何十年も前の会社の研修を思い出したのでした。(もっと役に立つことを思い出せよ!)

国策半導体会社はおそらく失敗する

政府が投資して新しい半導体設計会社「ラピダス」を作るというお話。

50年ぐらい前にコンピューターでも同じことをやって、うまく行った記憶がある人が言い出したのでしょうか? (本当にそれがうまく行ったかどうかは、今更分からないですが、、、)

国内の半導体メーカーが危うくなったときから、何度も国の支援で半導体企業の再生を試みてきましたが、誰の目から見ても税金の無駄遣いだったのではないでしょうか?

いくら税金を投入してテコ入れしても、それまでに半導体企業で失敗した経営できない人たちに任せても同じ轍を踏むだけ。

それこそ一気に異なる分野の人材をトップに据え付けて、例えば日航の復活に貢献した稲盛氏のような大胆な人事を行わなければならないでしょう。

そもそも、台湾TSMCを誘致して工場を作っている最中に、さらに別の半導体設計会社を作ってそれにも投資をすると言います。

TSMC、つまりファウンドリーは製造会社で、他社が設計したマスクレイアウトを受け取って半導体チップの製造を請け負う企業であり、かたや今回話題の「ラピダス」はマスクレイアウトを作る半導体設計会社です。

これら2つを同時の分野で世界に打って出るには、20年遅かったように思います。手に負えなくなった日本メーカーのメモリーやロジックチップ部門を合体させたときにしておくべきだったでしょう。しかも投資金額が小さい。

特にラピダスに出資参加する企業は、昔の半導体企業懇親会だったSTARCと同じノリで参加しているとしか思えません。とりあえず乗り遅れないように参加費だけ払っておこうと。

半導体設計はいわば企業の秘密の塊ですから、1つの企業ですべての企業の設計を引き受けるということにはならないでしょうが、おそらく高騰する半導体設計ツール、例えば何億もするCadneceやSynopsysのツールを共同で所有すれば安くなるという算段が、今回の提携の本音のような気がします。

まあ今後の追加投資と本気になるかどうかで成否が決まるでしょうけど、投資額も本気度も十分だとは思えません。「ばらまき」の一つで終わらなければいいのですが。

米国の大量レイオフと在宅勤務

なんか最近アメリカでIT企業の大量レイオフが目立っていますね。

従業員の半分をカットするなんていう話もあって、順風満帆な成長を続けていたIT企業の採用バブルが弾けたような印象を受けます。

アメリカの企業は、業績が伸びているときは「人材こそが企業の力!」とか言って積極的に採用を繰り返しますが、いざ景気が悪くなってくると「人材はただのコストだ!」だと言い換えてやたらとカットしまくります。

それはそれで企業経営としては正しくて、カットできずに経営に影響が出てきても余剰人材を抱え続ける日本企業に比べて、よほど健全なのかもしれません。

私の前職の会社では、新型コロナの影響で本社を縮小して在宅勤務を基本としたため、オフィスには数ヶ月に1度行くかいかないかでした。

ただ、業務がソフトウェア開発だったためアウトプットが明白で期限も決まっていましたから、在宅勤務でもパフォーマンスは求められて、それほどオフィス勤務と比べて業務量・質ともに変化がありません。

よく言われる通勤時間が削減できるメリットだけを享受して、業務的には大きな変化がなかったと思っています。(思っているだけかもしれないが、)

思うに、在宅勤務は突発的に始まったので、業務と評価の定義がないままリモートのツール、例えばZOOMや事務のオンライン化ばかりが注目されましたが、実は在宅勤務のルールや評価方法を詳細に定義して徹底することをしていない企業が多かったのではないでしょうか?

その結果として、働かない幽霊社員が存在していて、在宅勤務やその評価方法がないために、幽霊社員の評価や処分ができないまま放置されているというのです。

そのうち日本でも、アメリカのT企業のような方法で人材カットを始めて、本人が知らない間に大量の幽霊社員がいなくなっているかもしれません。(怖っ!)