パソナからの情報漏洩

パソナの契約社員が国の基金に関する企業や個人情報を持ちだしたというニュース。

パソナという企業のリテラシーのなさは周知の事実なのですから、そのような企業にいつまで業務を委託し続けているのかと疑問に思う方は多いと思います。

「とっとと契約を切ればいいのに」と。

まあ何らかの癒着があるにせよ、国民に日本のだらしなさを見せ続けることが、日本が堕落したと言われる理由の一つかもしれません。国民もルーズな管理に慣れてしまったということです。

LINEを国民への重要なインフラと認めようとしたり、マイナカードなどの重要なシステムを国外に保存することを見過ごしたり、日本がやることなすこと抜けが多すぎていちいち指摘する方が疲れてしまいます。

これが国民性ということでしょうか。極東の島国ならこうなっても当然なのでしょうか?

ダイハツの検査不正問題

ダイハツの自動車検査工程で、不正が何十年も続いていたという驚いたニュース。

別に世界中の自動車産業で同様のことが起こり続けていますから、特段驚く必要もないのですが、それでまかり通るのなら最初から検査は必要ないと考える人がいた 込みする人がいたりして、同じ現象に対しての反応が人様々なことがまた不思議といえば不思議です。

脱税や利益重視のお金に絡む話なら、もっと厳しい世論を浴びるのかもしれませんが、検査をしないのは元はと言えばお金に絡む話で、それで自動車の安全が置き去りにされたのですから製造業としては言語道断であるはずです。

もう慣れてきたと言いましょうか、製造現場には手抜きがある、金融機関には盗みがある、政治家には嘘がある、、、

要は人が罪を犯す可能性があるところには、必ず許されざる行為が起こるということでしょう。

新聞では初売りセールが中止されるので何億円の売上が消えたというような、勝手な「取らぬ狸」をやっていますが、売上が減る販売店も犠牲者ではなく製品の提供者として、そんな危険なものを知らずに売ってきた事態を真剣に受け止めていただきたいものです。

日本の製造業が30年間衰退し続けていると言われて久しいですが、このニュースはまさにそれを体現していると言えましょう。

病は気から、製造も気からです。気を引き締めて、今後の対策を練っていただきたいものです。