野放しのはみ出し駐車

私が住んでいる地域で気になることの一つに、自宅や施設(駅前ホテル)のスペースから常にはみ出して駐車している車が多いことです。

自宅の場合は毎日同じ車が停まっていますから、ほぼ同じだけはみ出しています。本来車庫証明を取得するときに車体の長さが収まることを確認しているはずですから、収まらない車両を止めることはないはずです。

また施設の場合はどの車が駐車されるか決まっていませんが、そもそも普通車が停められる場所には普通車を、軽自動車しか停められない場所には軽自動車を停めるべきですから、はみ出している場合は施設側が故意にそれを許していると考えるべきでしょう。

自動車の保管場所の確保等に関する法律施行令には、保管場所の要件として、

「当該自動車が法令の規定により通行することができないこととされる道路以外の道路から当該自動車を支障なく出入させ、かつ、その全体を収容することができるものであること。

と書かれていますので、少しでもはみ出しがあることは法律上許されません。

実際、はみ出した部分が原因で接触事故が起こることもありますし、私道でもない公道を日常的に占拠しているのだとしたら不法占拠になります。

一体誰が取り締まるべきなのか不明ですが、自治体や警察は面倒なのか野放し状態です。

近所で正にはみ出した車のすぐ前で交通事故が起こったことがあったのですが、その後警察がお咎めすることもなく、そのままずっと大きな車をはみ出さした状態が続いています。

どれだけ人柱が必要なのでしょうか?

以前、道路にはみ出した自動販売機が日本中で一斉に撤去されて、その後道路にはみ出した自動販売機は見なくなりました。

この場合は営業活動を公道上で行っているわけですから、また別の法律に引っかかったために重点的に取り締まられたのかもしれませんが、問題の本質は変わりません。

狭い歩道にはみ出した車を避けて、更に前から突進してくる自転車をかいくぐる障害物競走を毎日強いられるのは、いい加減勘弁して欲しいと思います。

ゼロエミッション目標の見直し

一時は世界中がEV、それも特にバッテリーのエネルギーだけで走るBEV一辺倒で、「BEVでなければ自動車ではない」とまで言い切る勢いでしたが、ここに来て急に風向きが変わってきて、各社一斉に先延ばしにかかるようになりました。

炭酸ガスの排出量をトータルで考えると、発電や製造過程での問題が解決しなければならないことはトヨタが先頭に立って訴えてきましたが、ここに来てやっとまともな議論ができるようになってきたということでしょうか?

リチウムイオン電池の再利用技術などは、まだまだ実用化には程遠い感じもあります。そう簡単にひとっ飛びに技術を開発できないもどかしさを感じている人も多いのではないでしょうか。

石油資源が数十年で枯渇すると70年代にはすでに叫ばれていて、石油を使い切る前に核融合を完成しなければと言っていましたが、磁気浮上鉄道と同じように実用化までに解決しなければならない問題がたくさんあって、未だに実用レベルには達していません。

ならば自動車を使わないようにすれば炭酸ガスの排出も減りそうなものですが、在宅勤務が普及しそうな気配はあったものの、週5日出勤するべしと米国IT企業が率先して言い出す次第ですから、オンライン会議やオンライン授業などはお試しだけでお払い箱、通勤通学はこれまで通りという事になりそうです。

思えば70年代に学生だった頃、光ファイバーと核融合はどちらも同じぐらい新規的なものと考えられていたように思うのですが、世界中に張り巡らされている光ファイバーによってインターネットが普及したのに比べて、発電方法は50年前と変わらない火力発電が主流で、原子力と水力が従、再現可能エネルギーがなんとか実用になって入るもののそれに伴う弊害も見聞きします。

核融合が実用になれば、有り余る電力で海水を電気分解すればいくらでも水素燃料が作り出せるはずだったのですが、人類の大誤算ということでしょうか。

核融合に人類の存亡がかかっていると言っても過言ではありません。