女子の理系に関する話題

最近の新聞のニュースで、大学の理系学部で女子の特別枠を設けるという話があります。

私立大学だけでなく国立大学でも同様の話が相次いでいて、理系立国を再び目指すためにはできることは何でもやると行ったところなのでしょう。

これまた性差別だとかという議論が沸き起こるわけですが、少子化によってこれまで男子校・女子校と分けていた学校で男女共学に切り替えるところがありますが、それと逆行するように見えるかもしれません。

理系の志望者を増やすために特別な措置を取るのは仕方がないことかもしれませんが、そもそも理系に進みたい女子は特別枠がなくても理系に進むでしょうから、理系全体の女子率は大きく変わらないような気がします。

それより理系女子の特別枠を設けた大学では、女子が少ないために男子にも人気がなかったことが少しでも改善されれば、女子男子にかかわらず理系大学の人気が高まることに期待しているのでしょうか?

一方別のニュースでは、女子は理数系(算数と理科)が苦手と思い込んでいるが、実際の諸学校のテストの得点を見ると、女子と男子で顕著な差はなかったと言っています。

算数や理科のテストと行っても、小学校レベルのテストは暗記をすればできる問題も多いですから、理科系の素養が必ずしも反映されている訳ではないしょう。このニュースには、何か無理やり女子を理系に進ませようとしている裏心を感じてしまいます。

実際今の小学校や中学校の教育は、決してその教科を楽しく学べるような授業ばかりではありません。

特に小学校教育は、教師が好きでなく教え方もよく分かっていない教科を、無理やり分かったふりをして教え込まそうとしますから、理解を深めることより暗記中心になりがちです。

ぜひ、女子の特別枠を設けるという表向きの修正だけでなく、教育レベルの引き上げにつながるような施策を検討してもらいたいものです。

クレジットカード乗車

ICOCAを始めとするFeliCa技術応用のIC乗車券に加えて、クレジットカードにより乗車が2024年から順次可能になるそうです。

一部のバス路線や比較的小規模な駅数の交通機関から導入が始まっています。

最近のインバウンドブームで海外からの旅行者が増えると、国内でしか通用しないICカードを購入して、しかもプリチャージして使うICOCAなどは使い勝手が悪いでしょう。

海外でも、市内交通専用の磁気カードやICカードが多く採用されていましたが、旅行者にとってはどれも不便で、すでに誰もが持っているクレジットカードを利用しようという流れが出来上がっています。

日本の通勤時間帯の混雑度に対応できる規格としてFeliCaが開発されましたが、レスポンスを改善して互角に戦える規格を採用して、クレジットカード業界がキャッシュレスの市場に攻め込んできたというところでしょうか。

その流れに伴って、JCBカードグループでは、5月26日まで新規利用を促すために、最大500円のキャッシュバックキャンペーンを展開しています。

50%リターンで500円ですから1000円分の利用までしか対象になりませんが、とりあえず利用を体験してもらいシステムの実地検証も兼ねているということならば、手始めとしては妥当な設定かもしれません。

クレジットカードに対応した改札機もまだ限られた数しか用意されていませんから、対応した改札機を通るようにしなければなりません。

レスポンスがFeloCa相当になったということでしたが、やはり少し遅れる感じがあり、少し改札の通過人数が減るかもしれません。

乗客が慣れてきたらそれなりに上手く通過できるようになるかもしれませんが、これまでのFeliCaも継続するとなると、クレジットカードだけ遅い感が消えずに普及の妨げになるかもしれません。

これまでチャージ金額を気にしたり、残額が足らずに改札を通れなずに人の流れの妨げになったりすることは減るでしょう。

意外と些細なことが普及の妨げになることもありますから、改札機が順次対応していく2024年は、クレジットカード改札が日本で受け入れられるかどうかの分岐点になりそうです。