傘の扱い

私がいる地方でもとりあえず梅雨入りしたようですが、最近はじとじとした梅雨がめっきり減って、集中豪雨や線状降水帯が頻繁に発生して凶暴化しております。

雨が降って凶暴化するのは天候だけでなく、人が手に持っている傘も凶暴化することがあります。

そもそも傘の先端を、どうして刺さるほど鋭利にしないといけないか分かりません。製造者責任で事故が起こったときに、製造者にも賠償が負わされることがあったら改善されるのでしょうか?

昔なら、英国人が山高帽とステッキで紳士の雰囲気を醸し出すチオころですが、日本も雨が多くて傘の扱いに慣れているはずですが、全くまともに傘を持つことができません。

階段で後ろに振り回して後ろの人の目を突きそうになったり、滴る雨を他人の足の上に垂らしたり、もう少し配慮して欲しいものですが、何も考えない上にスマホに熱中していますから、自分の振る舞いが周りにどう影響するのかを考える余裕さえないのでしょう。

足の先から頭の天辺まで、まともな人なら自分の先端に注意を払って行動するものですが、傘は更に自分の先端を延長するものですから、足で人を踏んだりすることよりもっと注意しなければならないはずです。

やすいビニール傘が普及したために、傘についてあまり気にかけなくなったからでしょうか?

電車の中や繁華街で自分の傘が他人を傷つけるような行動は、失礼では済まされないマナー以前の犯罪行為です。

ぜひ、至近距離に他人がいる状態ならば、傘の先端の動きに責任を持ってもらいたいものです。

観光地の白タク問題

海外から訪れるインバウンド客が出発前にスマホで予約して、俗に言う「白タク」を手配して日本のタクシー業界の売上が減って迷惑しているらしいです。

有名な観光地では白タクが列をなしていて交通のじゃまになったり、交通リルールを守らなかったりと勝手し放題。白ナンバーの自家用車で営業運転をする問題が顕著化しています。

先日、USでカーシェアのシステム研究者の講演を聞いたのですが、日本で話題になっているカーシェアとは形態が異なり、あくまで乗合タクシーに近い運行を目指しているようです。

つまり現状の限られたタクシー車両とタクシードライバーを効率よく運用するために、複数の乗客を乗せてあまり遠回りをしないで複数の目的地に届けるのです。

日本でのカーシェアは全く異なっていて、白タクをタクシー事業者が雇うイメージです。自家用車(白ナンバー)を素人(1種免許のみ所持者)が運転します。

今観光地で問題になっている白タクとどう違うのか?

運行を管理するタクシー会社(のようなもの)が間に入って、運賃をピンハネしているだけのように見えます。白タクとカーシェアのニュースを同時に見ていると、同じ国の同じ時期の話題であることが疑わしくなります。

日本が得意な既得権に基づく癒着があれば正規の制度と言われて、それがなければ不法j行為とされてしまうようです。

決して観光地の白タクを認める訳ではありませんが、それなら白タクとほぼ同じことをやって、これをカーシェアなどと国民をはぐらかす呼び名で合法化するのはいかがなものでしょうか?

最近、日本の政府や行政がすることに矛盾があったり、合理性がないことが増えたように思います。

マスコミや産業界、学会も、群がって騒ぐだけではなく、継続性があって論理的な解決方法を導き出すことを念頭において、議論してもらいたいものです。