自転車の交通ルール

インフォシークニュースに、思わず間違う自転車の交通ルールという記事がありました。

普段ロードバイクや電動アシスト自転車を乗っている身としては、交通法規は必ず守るのが大前提! しかし、ルールの中には「あれっ」と思うものが少なくありません。

例えば、

「歩道を走ってきた自転車が、信号付きの横断歩道の手前で停まって横断歩道を渡るときに、守るべき信号は歩行者用か自動車用か?」

の答えが「自動車用信号を見て横断歩道を渡る」というのですが、違和感ありませんか?

歩行者と自動車がまったく同時に変化する信号ならいいですが、歩行者の信号が先に青から赤に変わる横断歩道で、自動車の信号を守っているからOKだからと自転車が横断歩道をおっちらえっちら走っていると、歩行者が渡り終わっても自転車がいつまでも横断歩道の手前で動けない状況が続いてしまいます。

それより、歩行者の信号は横断歩道をめがけて付いてますから、それを無視して走る自転車が正しいと判断できる人は、歩行者にも運転者にもいないでしょう。結果激しくクラクションを鳴らされるのがオチです。

交差点の形状は様々なので、場所によっては問題ならないかもしれませんが、少し考えるとあり得ないルールです。

歩道を走行する自転車が歩行者扱いなのに、横断歩道を走行するときは急に車両扱いになる?

そもそも車道の右側を平気で走るママチャリでさえ撲滅できない日本の交通マナーの低さですから、ややこしい自転車の交通ルールを守れるはずもなく、警察も取り締まれるはずがありません。いつまで経っても危険なまま放置です。

実はもっと複雑なルールが目白押しで、路肩の種類分けや路肩走行についてのルールは、聞いたことがないものも多いし、聞いても1度や2度では全く理解できません。

もっと国際的な標準に合わせて直感的に理解できるルールに整理してもらいたいものです。(今の交通ルールでは自動運転の実現が無理だと思う。)

投資しないと老後貧乏?

最近、新聞などで投資についての記事(勧誘)がやたら目に付きます。

端を発したのが年金だけでは生活が行き詰まるので、老後を迎えるまでに2000万円貯金しましょうという報道、というか勧告ですね。

そんな事を急に言われても困るという人も多いでしょうが、別に自体が急に変わった訳ではありませんから、準備していた人にしてみれば当たり前のことなのか?

NISAやiDeCoといった言葉がまた却って意味を分からなくしていますが、要は真面目に貯金しても(あるいはどうせ真面目には貯金しないだろうから)、投資で老後のお金を作っておきましょうということです。

しかし、当然貯蓄より投資で楽に金が稼げるなら、貯蓄をする必要はないですし、もっと言えば働く必要もないでしょう。

そう、重要なことを隠しています。投資は「博打」なのです。

大儲けするときもあれば、大損をするときもある。

つまり、大損をしても困らないだけのお金を投資するなら問題はないが、すってんてんの可能性があるようなムチャはだめよということです。

そうすると、それほど大金を投資に回すのは危険ですからほどほどの投資になり、ほどほどの投資から得られる利潤は、これまたほどほどにならざるを得ない訳です。

つまり、今ある貯金を大きく超える大金を投資でつかむことは、まともな考えの人では無理で、結局長期間の地道な貯蓄が欠かせないということでしょう。

そのうち”Go To Fund”などといって、旅行と同じように証券会社や銀行の投資信託に申し込めば、クーポンが貰えるなんていう政府キャンペーンが始まりかねません。

高校の社会科の授業に投資の講義を追加するということですが、何をどう教えるのでしょうか?

証券会社のパンフレットが教科書になるのか?(良くてもそれに近いものにしかならない気がする。)