平均年収1割増だと!

まあ他人のことですからどうでも良いのですが、伊藤忠商事が社員の年収を平均1割増額するというニュースです。

同業他社の基準と同じレベルに引き上げて、名実ともにトップグループ入を目指すというところでしょうか?

総合商社は、長年学生の人気業種として君臨していますが、最近台頭してきたコンサルタント業界と優秀な人材の取り合いになっているということで、年収を学生に魅力的なものにする意図があるのでしょう。(それだけではないでしょうが。)

しかし、年収を平均で1割も一気に増額できるとは製造業などでは簡単にできることではなく、コンサルタントや商社が如何にボロ儲けをしているのかとか勘ぐらずにはおられません。

商社が設けすぎているから日本の製造業が落ち込んでいるというのは、普通に考えれば確かなことで、世界に打って出る企業力がなかった昭和の初期なら商社の力が強大であることは必要だったでしょうが、今になっても商社が強力でなければ立ちいかない日本の産業構造というのはどうなんでしょうか?

コンサルタントにしても同様で、プロとしての社長や経営者がいるにも関わらず、大金を払ってコンサルタントを雇うとは、社長のポケットマネーで払うならいざ知らず、会社の経費で払うのだったら社長の給料はいらんだろうと思っているのは私だけでしょうか?

古今東西、無駄な仕事には大金が転がり込んできて、一番底辺でしかし一番欠かせない仕事にはお金が回ってきません。

それをうまく回すのが経済や政治だと思うのですが、、、

兵庫県知事のパワハラ騒動

長い間騒動が収まらない兵庫県知事のパワハラ騒動。

複数の職員が亡くなっている事態ですから、慎重に判断しなければならないのでしょうが、パワハラか合理的な指導の一環かという禅問答も一向に進展の兆しがありません。

考え方の相違と言ってしまえばそれまでで、すべての犯罪も加害者は合理的と思い込んでいるケースがほとんどです。

昔の学校のクラブで、先輩が後輩をしごいたりいじめたりしていたのと同じ理屈です。

まあパワハラを受けた職員が、全く不利にならずに転職できれば辞めたら良いだけで、周りに職員がいなくなった知事は裸の王様、何もできずに立ち尽くすだけです。

知事は県庁の単なる看板であり、実際に業務を行うのはそこにいる職員ですから、本来知事が偉そうにする理由がありません。いかに職員が心地よく業務をこなせるように気遣うのが知事の仕事のはずです。

大きな勘違いがあったわけで、それは本人の過去に受けた仕打ちの腹いせ的なものだったのかもしれません。

それなりに賢いことは知事に必要でしょうが、賢く振る舞える人を選ぶのは難しいのでしょう。

最近はいろいろな性格判断が流行っているようですが、それらとAIを組み合わせて、知事に当選してからの行動推測をもとに選挙すると良いかもしれません。

でも数値化してそれで選挙が決まってしまうようになると、選挙の意味がなくなってしまいます。

だって、住民が代表として一生懸命考えて選ぶのですから、AIが判断するより確かなはずです。

(あれっ、一生懸命考えてたかなぁ、、、)

いくら考えても候補者以上の当選者は出せない!