「一時停止違反」と「信号無視」

皆さん、交通法規で「一時停止違反」と「信号無視」のどちらが厳罰に値すると思いますか?

「とまれ」の標識で一旦停止するつもりが、徐行したまま通り抜けている車がほとんどですから、一時停止違反は大した問題ではなくて、信号無視の方が圧倒的に悪いように感じているのではないでしょうか?

まあ、信号無視にもいろいろあって、全く赤なのに無視して通過してしまう最悪なものから、黄色になってから交差点に侵入してそのまま通過してしまうようなものまであります。

最悪の信号無視はいかにも極悪非道ですが、一時停止違反と信号無視は同じ罰金、点数なのです。

一時停止が意外と重大なのか、信号無視が意外と軽いのかよく分かりませんが、とまれ標識の徐行通過や黄色信号の交差点侵入は、7~8割の車は違反していると言っても過言ではないでしょう。

だから以前警察の小遣い稼ぎは、交通量の少ない一時停止の標識がある交差点で待ち伏せするのが定番でした。スピード違反の取締のようにチームで繰り出さなくてもいいし、ほぼ止まっていますから無理に追っかける必要もない。

最近はあまりにもあこぎだということで交差点の待ち伏せは減っているのでしょうか? そのためか一時停止の遵守率は低めです。

ヨーロッパやアメリカでは一時停止は結構真面目に守っているように思います。常に神様が見ていると思っているのかもしれません。

エスカレーターの片側空けは良いか悪いか?

近年、エスカレーターで急ぐ人のために片側を空ける風習が広まっていましたが、危険を伴うこともあるためエスカレーターでの駆け上がり/下がりを禁止しようというお話。

もともと人が2人大人しく並んでぶつからない程度の幅で設計されていると思われ、そこを急いで駆け上がったり、大きな荷物を持っていたりするとぶつかって倒れる危険性があります。

そもそもエスカレータの上で人が移動することが、設計上許容されているのかも疑問です。結構人が歩くとガタを感じるエスカレーターも多いですから、決して機械的にはよろしくないような気もします。

それと並行して、エスカレーターに似ている「動く歩道」の場合は歩くのが正しいのか、やはり止まっていた方が良いのかという疑問が湧いてきます。

動く歩道は別名Moving Walkとも言いますが、日本語でも英語でも「歩道」と言う限りは歩くのが基本ということでしょうか?

動く歩道を歩いているうちは、エスカレーターもそれに準じて駆け上がるのを阻止するのは難しいような気がします。

いっそのことエスカレーターも動く歩道も一切歩行などを禁止するか、どちらも移動OKにするか統一しないと曖昧になりそうです。

以前、イタリアで大勢がエスカレーター上で飛び跳ねて、エスカレーターの段が一気に崩れたことがありましたから、機械的な制約があればルール化することができるでしょう。

もうしばらくは悶着が続きそうです。