「天才料理人なら従業員を殴ってもいいか?」
この問いに対し、表立って「殴っても良い」と答える人はいないと思います。しかし、現実にはそうした行為に及んでいる人は意外とたくさんいるのでしょう。
先日、超有名レストランの著名なシェフが、店の従業員を調理器具で突き刺したり、壁に押し倒したりと暴力を振るった罪で起訴されたというニュースがありました。
こうした話は、天才ともてはやされた人材には付き物のエピソードのようです。それが大学教授であったり、テレビ局の有名プロデューサーだったり、企業の創業者だったり……。
世間にもてはやされた人に必ず訪れる、「誘惑」に似たものなのかもしれません。
幼少の頃に『裸の王様』を散々読み聞かせられたとしても、いざ自分がその立場になってしまうと、平気で裸になってしまうのでしょうか?
これを抑える術が「人格」と言われていますが、人格は勉強したからといって身に付くものでもなさそうです。
たいがいの大物、偉人と言われる人には必ず裏の顔があって、表が立派なだけに裏の顔の下賤さは格別です。
「人間というのは、表と裏を足したら、ほぼ全員同じ平均値になる」のかも知れません。
日本に限らず、世界中で暴力の根絶を目指しています。ですから、これまでのように誰かの犠牲を払って素晴らしいものを提供したとしても、もはや評価されないばかりか、犯罪者のレッテルを貼られるだけです。
最近になって、平均的に優秀な国民を生み出してきた日本の教育制度が見直され、一部の非凡な人材を育てることにも注目が集まっています。
しかし、それと同時に「人格形成」も重要であるというでしょうか?
