マシな政党

自民党の小泉進次郎農水相が、参院選の街頭演説で自民党が一番マシだと言ったとか言わなかったとか。

選挙はマシかどうかで決めるものではないという批判がSNSに殺到したそうです。「一番良い」のと「一番マシ」なのとは、一番であることには変わらないですが、どちらが皆様の実際の感覚に近いでしょうか?

そもそも候補者は自薦ですから、投票人が候補者を選ぶことはできないわけです。

候補者になるために、学歴詐称していないかとか人格が優れているかなどの保証があるわけではないので、議員にふさわしい人が立候補している保証はどこにもないわけです。

ですからそこには議員にふさわしくない人が紛れ込んでいる、あるいは議員にふさわしくない人しか立候補していない可能性が排除されていません。

その中からあえて選ぶとしたら、多少マシな人に投票するしかないわけで、、、

ただ、実際はそうであっても応援演説でそれを言われてしまうと、舞台裏を見せられて興ざめになってしまうわけです。

候補者には間違いがない人しかいないという保証があれば、もっと選挙に真剣になるかもしれません。

しかし、学歴詐称をしていない人、問題発言をしないい人、犯罪を起こさない人を選ぶだけで精一杯ですから、マシな人が選択基準になってしまうのも仕方がないことかもしれません。

選挙制度が革命的に改善されない限り、政治にはマシ程度の人材しか出てこないのでしょう。

やはり選択基準は誰が一番マシかで選ぶしかなさそうです。

収縮する経済の先

最近のニュースには地球温暖化や戦争、人口減少問題など、どれも判断を誤れば、近い将来人類の運命を左右するような出来事がたくさんあります。

人手不足も業界によっては深刻で、これまで当たり前のように提供されていたサービスが、急に廃止されてしまうようなことも耳にするようになりました。

人口が増加したために消費が増え、公害やゴミ処理等の社会問題が出たのですから、人口が減ればもとに戻るだけのように思いますが、一旦進んでしまったものはそう簡単に引き返す訳には行きません。押しても引いてもどっちも大変です。

だいたいAIによって今後必要がなくなる職業がたくさんあるという話でしたから、職に溢れる人が増える問題が起こりそうですが、それでも人手不足ということですから、よほど人が嫌がる仕事しかないのか本当に人手が足りないのか?

問題が複雑で他の要因と絡みすぎて、経済学者や社会学者のような特定の分野だけで解決ができる程度の問題でなくなっているのでしょう。

医学や工学の分野はどんどん専門化、細分化が進んでいますが、政治や経済の分野はそれらの要因を総まとめにして考えなければなりませんから、より総合的に判断できるセオリーが必要になってくるでしょう。

最近社会が混沌としている様に感じますが、すでに人間が扱える範囲の知恵では良い解法が見つけられなくなっているのかもしれません。

我が国の国会では、少子化問題でその場限りの補助金や手当の話に終始していますが、もはやそういう次元ではないような気がします。

議会で選挙の票稼ぎ施策に、時間をかけて慣れやいの戯言遊びをやっている場合でしょうか?

時代劇を観ているようです。