周りを気遣う

今通勤に使っている電車の中にマナーに関するポスターが貼られていて、2つの絵を並べて「どちらが間違っているでしょう?」と乗客に問いかけています。

左側の絵はマナーが悪い乗客が車内で好きなようにして周りが迷惑している姿、右側の絵はきちっと椅子に座って周りに迷惑がかかっていない姿。

日常生活しているとマナーがよい右側の絵の方に違和感があります。それほどマナー違反の人がありふれているということかもしれません。

よくマナーの問題は育った環境や教育の問題、あるいは精神的な欠陥だという人もいますが、気持ちの問題で解決できるようなものではなく、もっと根本的に対策を打たないと解決しないようなものだと思います。

他人に迷惑をかけないという意味では、アメリカを含む西洋人はもともと侵略する習性があるがゆえに、侵略する意思がないときは極めて紳士的に振る舞うように感じます。

一方日本人は、素性的に侵略が埋め込まれていないためか、日常何の気なしに人のテリトリーを侵略してしまうことがあるのではないでしょうか?

ですから車内が混雑していることを理由に、平気で人を押しのけたり、荷物を人のじゃまになるような持ち方をしたりしてしまうのでないかと思います。

これはアジア系の国民に共通する態度なのかもしれませんが、人種や国民性に基づくものとして諦めるしかないのでしょうか?

しかし、そこに教育の意味があるような気がします。

素性や本能を理性で覆い隠すこと、それを促すのが教育の役割であるように思います。

なかなか経済や政治の問題で溢れている世の中では、マナー啓蒙の意識を高めるのは容易ではありませんが、少しずつでも国民の意識を変えていくことが、将来的な生活を豊かにすることにつながると思います。

OKストアの進撃

昨日はOKストアの関西初出店のニュースが、TVで盛んに報じられていました。

関東圏で人気のスーパーの関西進出は、地域間格差が昔に比べて減ってきたとは言うものの、文化や食生活に密着した食品スーパーにとってはハードルが高いようです。

私も単身赴任で横浜に住んでいたときには、最寄りのOKストアのストアを毎週利用していましたが、新鮮な商品が相対的に低価格で販売されていることを実感していましたので、関西でも充分に対抗できる競争力を持っているでしょう。

特売を設けないという売り方は、米国ではウォールマートが実践していて、「エブリディロープライス」が合言葉になっています。

広告を打たずにセール品もなく、しかしどれでもいつでも付近の店より安いということを売りにしています。

日本でもウォールマートの息が掛かっった西友が、最近までELPと称して同じ戦略を展開していましたが、米国ほど浸透していなかったようです。

実際に他店と比べて毎日安いと感じられるかが勝負になりそうです。

セール品に目がない関西人に、どこまでエブリディロープライスが刺さるか、これは見ものです。