世の中はすべて善人ばかり?

唐突ですが、自分で自分のことを悪人と思っている人って、どのぐらいいるでしょうか?

おそらくみんな「自分は良い人だ」と、「模範的で善良な国民だ」と思っているのではないでしょうか?

ところが、街を歩くとタバコの吸い殻が落ちていたり、犬のフンが落ちていたりして、「何とマナーの悪い人が多いんだ!」と怒りがこみ上げるわけです。

電車に乗ったら、濡れた傘を人に押し付けて来る人、リュックのストラップやポニーテールをムチのように振り回して人の顔をひっぱたく人、靴で人の足を踏んでも無言の人、平気で電車内で通話している人。

悪人で溢れかえっています。では、この人達は自分を悪人だと認識しているでしょうか?

タバコの吸い殻を道にポイ捨てするときに、昨日は2本吸ったけど今日は1本で我慢したので朝から良いことをしたと思っていたり、電車に乗っているときに不可抗力で電話がかかってきたけれど、要件だけ手短に話したので周りの人を気遣う優しい良い人だと思っていたり、、、

だからみんな自分を善人だと思ってしまうのですね!

「武士の情け」ってやつですか? 「少しばかりは許してやろう」みたいな。

人の財布を盗って、お札を全部取らずに1枚だけ残して「武士の情けじゃ」と言いながら財布を捨てていく盗人が、自分は心の優しい善人だと思っている?

「五十歩百歩」、「目くそ鼻くそを笑う」。

本当は目くそも鼻くそも汚いものではなくて美しいということか?

京都観光

昨日は半年ぶりに京都に行って参りました。

旅行の補助が始まって、他府県ナンバーが増えてきたので、京都の観光客はどのぐらい戻ってきたのか確かめたくなったのです。

回ったのは二条城付近と平安神宮、知恩院、東福寺、伏見稲荷界隈。回ったと行っても自転車で行ったので通りすがっただけ。

観光名所に立ち寄らず、お気に入りのパン屋でハード系のパンを買って、京都の街の風景を眺めに行っただけでしたが、秋の観光シーズンで結構楽しい日帰り旅行になりました。

ざっと眺めただけでは、インバウンドで賑わっていたときに比べたら2~3割ぐらいでしょうか。まだまだごった返していたときに比べたら少ないでしょうが、逆にインバウンド前の通常の賑わい程度には戻ったのではないかと思います。

清水寺から八坂神社辺りは若い人たちが多かったですが、知恩院や平安神宮辺りは少し少なく感じました。

また鴨川の川べりは閑散としていて、逆に風情があってよかったのですが、意外なことに御池通やその北側の路地におしゃれな店が所々にあって、若いグループ客がたくさん歩いているのに驚きました。

お気に入りのパンやと言うのは、御池通を少し北に入ったところにある「ル・プチメック」というお店で、今出川の本店は休日はとても混雑するのですが、御池店は比較的空いていて雰囲気も大変よろしい。

しかし、すぐに場所がわかると思いきや、いつもと逆の二条城側から行ったために、さんざん迷った挙げ句スマートフォンで調べてやっとたどり着きました。

京都に行って気づいたのが信号の変わるのが早いこと。普通の交差点で、すべてが赤になっている時間が2秒弱短く感じました。(実測なし)

そのためか、黄色になってから交差点に入ったり、青矢印が消えてから右折する車は、かなりの確率で反対側の信号に従って走り出した車の邪魔になっていました。

全部赤の時間が長いと、それを見越して黄色や赤になってからも交差点に侵入して来る車がいるのですが、京都は国際都市の標準に合わせたのでしょうか、信号の駆け込みは危険です!

だいぶ昔になりますが、広島県の呉市に行ったときに、信号のタイミングが違っていて面食らったことがありました。都市によって信号のタイミングにクセがあるように思います。

さてこれから紅葉のシーズンが始まります。インバウンドが本格復帰する前に、レッツゴー!