ポンコツになる日本

80年代のアメリカはポンコツでした。

ボディーがサビて穴だらけの車が走り、燃え尽きた車がハイウェイに放置され、店やホテルがどんどん閉店しては、また代わり映えにしないものに置き換わり、エレーベータは故障したままで、ゴミが舞う。だけど掃除中のトイレには必ず”Wet Flooor”の注意書きが。

人々は安いものには群がって、少しでも安いものと言いながら生活に必要がないものまで買ってしまい、数年後にはガレージセール。

今は代わりに日本がポンコツになってしまいました。

もちろん時代が違いますから、日本で安物買いをした人はガレージセールではなくメルカリで売るのかもしれません。

アメリカは、政治力で当時経済的に圧倒していた日本を封じ込めることに成功しましたが、今の日本の政治力が海外に影響を及ぼすとは考えられません。

円の対米ドル相場で安くなっていることは、輸出産業が優勢だったときならば良いニュースだったでしょうが、海外生産が増えていたり、そもそも日本製品の競争力がなくなっている今では、単に国力が衰えていることの証でしかありません。

そろそろ今の日本の現状が危険だという意見が増えてきています。そろそろ政治、財界、国民一体となって、打開する方法を一緒に考えていく時期ではないでしょうか?

ブラウンシェーバーのトリック

今日久しぶりにブラウンシェーバーのCMを見て、30年ぐらい前に頻繁に放映されていたブラウンのCMを思い出してしまった。

「ブラウン モーニング レポート!」

まだ多くの方が覚えておられるのではないかと思います。

朝ビジネス街に現れるモーニングレポートのスタッフが、通りがかりのサラリーマンにブラウンの髭剃りを渡して、今ここで剃ってもらえませんかというやつです。

案の定剃ったあとで結構な削りかずが出て、「さっき剃ったばかりなのになぁ」というお決まりのセリフが体験者から発せられるという、「遠山の金さん」とほぼ同じの門切りセリフで終わるCMをです。

当時のサラリーマンなら誰もが、「もし出くわしたらどうしよう?」とシミュレーションをしていたことでしょう。

当時の同僚でブラウンの最新型のシェーバーを持っているやつがいて、もし自分がモーニングレポートに引っかかったら、試し刷りした後、「おかしいなぁ、ブラウンの最新型で剃ったばかりなのになぁ」と言ってやると豪語していたのでした。

もちろんそんなに簡単に街を歩いていて声をかけられるはずもなく、

そもそもヒゲというのは、一日中同じペースで伸びるわけではなく、午前中10時ぐらいまでが一番伸びるそう。(NHKの「4つの目」でやっていました。)

だから朝一に家で剃っても、通勤で電車に乗ってから都会を歩いているときに声をかけられたら、そこそこ伸びるものだということ。

そこをうまく突いて、「深剃りのブラウン」をアピールするところは、さすがにドイツ製は優秀と納得。

しかし、ブラウンのホィールシェーバーの特許が切れた後、すぐに真似するパナソニックの方が上を行くか?