サッカーワールドカップの勝利に思う

今回のワールドカップは、日本でもそれほど盛り上がっているようには見えなかったのですが、ドイツとの一戦で一気に盛り上がったようです。

下馬評は散々でしたが、同じチームと監督がこれほどまでに見違えるようになったのには、驚きとともに普段の生活でも見習うことがありそうです。

古来、日本の文化には「静」を重んじる傾向があって、時間が経てばなんとかなる(「時は金なり」、「石の上にも三年」など)やじっくりと取り組むべし(「急いては事を仕損じる」、「急がば廻れ」など)といった教義が多かったように思います。

しかし、サッカーのようにじっくり構えているとあっという間に時間が過ぎてしまうようなスピード感のある競技の場合は、悠長に構えていることが正しいはずはありません。

今回のサッカーの試合では、これまでなら後半の最後の最後に選手交代をするようなことが多かったのに、後半早々から手を打って、その後も継続して修正を行ったことが勝利につながったと解説されています。

今回のワールドカップは、日本のサッカーが大きく変わる節目になるかもしれません。

これからも試合が続いて行くと、日本の戦術を見透かしたような手を出してくるチームも出てくるでしょうが、さらにその上を行く妙手を出して勝ち進んでもらいたいものです。

日本の企業経営も、事なかれ主義でゆっくり時間稼ぎの経営者が払拭されて、タイムリーで積極的な戦略によって世界の動きをリードできるようになってもらいたいものです。

どくとるマンボウの歯ブラシ

もう50年ぐらい経つでしょうか。「どくとるマンボウ航海記」を読んだのは高校生の頃でした。

「どくとるマンボウ」こと北杜夫さんが歯ブラシを買いに行って、薬屋の店主にあれこれ歯ブラシを勧められている光景が目に浮かびます。

店主「豚の毛の歯ブラシは、バシバシしてよく磨けますぜ!」

北さん「いや、バシバシ硬い毛は歯を痛めるから、柔らかい毛の方がいいんだ。」

歯は人間の体で一番硬いそうですが、エジプトのミイラのように何千年も後世に残っている歯はよほど丈夫な歯だったみたいで、普通の人の歯はそれほど硬くないそうです。

北さん「もっと柔らかい毛はないのかな?」

店主「それならタヌキの毛の歯ブラシはどうです? 柔らかくて気持ちが良いですぜ!」

と記憶ではそんな記述だったような。(記憶が曖昧でいい加減です。)

それから、私はタヌキの歯ブラシを愛用し続けており、お陰で年に一度の歯科健診では歯垢がまったくないとお褒めをいただくことがしばしば。

しかしです。10年ほど前からタヌキの毛の歯ブラシが馬の毛になったと思っていたら、最近は天然毛の歯ブラシはSDGs絡みかまったくなくなってしまいました。最後まで天然毛があった奈良のエビスハブラシにもなくなって、これもご時世かと諦めざるを得ない。

そこで登場したのが、「もふもふ」と歯を磨けるという、株式会社クリエイトの「デンタルプレステージ」!

大阪府の八尾市や東大阪市辺りには、以前から歯ブラシを作っている企業があるのは知っていました。

オープンソースカンファランスという発表会と言うか展示会があります。

名前の通りオープンソースのソフトウェア、例えばWordPressやTYPO3やLibreOfficeなどのエヴァンジェリストたちが、毎年のように新しいバージョンを引っ提げて普及活動をするといった、少しお祭りチックな催しに何回か参加したことがありました。

そこで、なぜか分かりませんが、試供品として歯ブラシが入っていたのです。試しに使ってみたのですが、これがなかなか良い!

と思っていたところ、最近になってクリエイトというブランドで、ちょっと大型のヘッドを持った歯ブラシが登場したのです。

もともとタヌキの歯ブラシはやや大きめでびっしりと植毛されているので、もふもふとした感触がありました。

今蘇るタヌキ歯ブラシ!

しばらく愛用することになりそうです。(株式会社クリエイトとは一切関係はございません。)