ハード系パン屋さん大はやり

高級食パンのブームが去って、一時は行列ができていた食パン専門店が徐々に少なくなってきました。

最近は、デパートの食品売り場のイベントで売り出していたりして、以前は店頭に列をなしていましたが、わざわざ向こうから売りに来てくれるようになりました。

高級食パンと言っても砂糖やクリームを追加しているので、本来の食パンというよりはデニッシュに近いものです。

菓子パンは甘いから健康に良くないと朝食に食パンを食べていた人が、高級食パンのおいしさにつられて手を出してみたものの、結局は甘いパンであって食パンではない事に気づいたということでしょうか。

小麦粉本来の美味しさを味わうには、小麦粉と酵母と水だけで作るハード系のリーンパン、例えばフランスパンが有名ですが、最近はハード系と言ってもいろいろな具材が入ったものが人気です。

ブーランジェリーと言われる、いわゆる小麦粉から吟味して手作りでパンを焼く店が、デパートやショッピングモールだけでなく、住宅地の街角にも増えてきました。

小規模な工房から作られる手作りパンは、吟味された材料を使ったり趣向が凝っていたりして、いろいろなブーランジェリーを巡るととてもおもしろい出会いがあったりします。

サイクリングでいろいろな街に行くと、必ずその街で有名なパン屋がありますから、そこに寄ってパンを買うと旅行に行ったような楽しみが味わえます。

京阪神のパン屋の有名所は一通り行きましたが、確かに人気に違わず素晴らしいパンを焼くお店がたくさんある反面、どうして評判が良いのか全く理解できない店があったりもします。

中でも端っこが完全に焦げて炭になっているパンや、完全に中まで火が通っておらず練った小麦粉が白いまま残っているパンがあったりします。

人気が出てしまうと、生産が追いつかずに雑な作りになってしまうのでしょうか?

個人や家族経営の小規模な店が多いですから、かえって同じ品質を維持することが難しいのかもしれません。

職人技を感じれるような、ブーランジェリーらしさを保っていただきたいものです。

どうしてドイツだけ違うの?

もう何十年も前の話です。

仕事でドイツ人と英語で話していた時、「どうしてGermanyとGermanをよく間違えるのか?」と言われたことがあります。

当時は自分の拙い英語のせいだと思っていましたが、最近になってドイツだけ他の国と違っていることに気づきました。(気付くのがあまりにも遅い!)

  • 日本(Japan)、日本人(Japanese)、日本語(Japanese)
  • 中国(China)、中国人(Chinese)、中国語(Chinese)
  • 韓国(Korea)、韓国人(Korean)、韓国語(Korean)
  • アメリカ(America)、アメリカ人(American)、アメリカ語(American)
  • フランス(France)、フランス人(French)、フランス語(French)
  • イタリア(Italy)、イタリア人(Italian)、イタリア語(Italian)
  • ドイツ(Germany)、ドイツ人(German)、ドイツ語(German

ほとんど国は、まず国名が基本形で、国民や言語は形容詞型になっています。

しかし、ドイツだけが逆になっていて、まず国民と言語が基本形で、国名はその形容詞型になっています。

なぜか分かる方いらっしゃいますか?

なにか深い意味がありそうだと思うのですが、ざっとインターネットで検索しても、ドイツの呼称が色々あると言うことは書かれていても、国名と国民が逆になっていることについての解説は見つけられませんでした。

このことは英語だけのことなのか、他の言語でも同様なのか、色々疑問が湧いてきます。

はるか昔にドイツ人と話しにくかった理由が分かってスッキリした途端、新たな疑問が湧いてしまったのでした。