「大変ご注意ください!」

今朝乗った電車の、途中駅での車掌さんのアナウンスに引っかかってしまいました。

「扉に挟まれないように、大変ご注意ください!」

新学期が始まって混んでいたからでしょうが、違和感を感じました。

ではどう変えればよいだろうかと考えたところ、「十分にご注意ください」がまず頭に浮かびました。

しかし、「十分」ではある一定レベルまで注意すればよいと言っているようで、おそらく車掌さんが「大変」を使ったのは注意を強調する目的だったと思われるので、「十分」とは意味が違っているように思いました。

「とてもご注意ください!」、「非常にご注意ください!」、「かなりご注意ください!」、「万全にご注意ください!」と、どれもしっくり来ないです。

比較的「万全に」は聞きやすい感じがしますが、意味が重たくなりすぎです。

「少しだけ注意する」、「もう少し注意する」はありですが、もう少し注意するってどれだけですかってなりますから、「しっかり注意する」でしょうか? なんか学校の先生に言われている感じがしますね。

やはり注意は十分するかしないかが重要で、十分以上は必要ないということで、注意を強調するのは「十分」に任せるのが良さそうです。

今年の桜はイマイチ

皆さんがお住まいの地方では、桜はきれいに咲いたでしょうか?

どうも私が住む界隈では、すでに葉っぱが伸び始めているせいか、桜の花の色があまりきれいではありません。

葉っぱの方にパワーを持っていかれているようで、桜の花は花びらが散る前に花ごとボットリ落ちてしまったものが多いみたいです。

桜も年ごとに見ごたえが違っていて、長い間きれいに咲き続ける年があるかと思えば、今年のように葉っぱがすぐに出てきたり、春の嵐であっという間に散ってしまう年があったりします。

よく花粉については前の年の夏の気温が影響するという話がありますが、桜の花の場合は1~2月頃の寒さの影響がありそうです。

葉っぱが出てくるのが早いと言っても、葉っぱは葉っぱでタイミングが重要で、若葉は幼虫の餌として、そして幼虫は鳥の餌として食物連鎖を担っていますから、葉っぱが出始めるのにはそれなりの意味があるのでしょう。

桜の花と同様に、紅葉にも年ごとに差が出てくるもので、こちらも秋になってからの冷え込みによって出来不出来に差が出てくるようです。

4月の季節感は人それぞれでしょうが、何と言っても新一年生や新社会人を街で見かけると一番春を感じます。

気持ちだけでもフレッシュにして新年度に臨みたいと思います。