マスクをしない人は他人の不幸は気にしない!

最近朝の通勤電車に乗ると、マスクをしていない人が増えてきました。

新型コロナが5類感染症に分類されたことによって、それまでマスクを地獄と思っていた人が解放されたのでしょう。

だいたい通勤電車の客の6~7割がマスクなしで、残りの2~3割がマスク着用といった感じです。地域や時間によって差が大きいとは思いますが、、、

ところで気になるのは、相変わらず新型コロナもインフルエンザも下火になったとは言えない状況で、マスクをしない人がやたらと咳やくしゃみをすることです。

咳払いも同様ですが、なぜかマスクをしない人の方が咳やくしゃみをすることが多いように思えます。

別段嫌がらせを赤の他人にしたいからではないでしょうが、おそらくマスクをしない人はマスクの効果を信じていないのでしょうから、マスクはあってもなくても感染予防には関係ないと思っているのでしょう。

しかし、もしマスクに効果がないとしても、自分が撒き散らした飛沫は明らかに感染元になり得ますから、マスクの効果云々はさておいても、咳やくしゃみを公共の場でするのはどう考えてもアウトです。

ですからせめてマスクをして、飛沫を飛び散らさないように心がけているという態度だけは示してもらいたいものです。

将棋タイトル八冠の凄さ

将棋は全くの素人ですが、凄さは分かります。

七冠分の防衛戦をやりながらの新規タイトル獲得ですから、その精神的肉体的ストレスは凄まじいものがあるでしょう。

竜王戦を片手間にやっているかのような雰囲気さえありますが、どのタイトルも予選を勝ち抜いた強者ばかりが相手ですから、すべてに精魂かけて戦うのはプロの棋士と云えども鉄人です。超人です。

最近になって8つ目のタイトルができ、羽生九段の全タイトル制覇の記録が8つ揃わないとできなくなったのですが、あっという間に新記録が達成された感があります。

勝負の終盤をYouTubeのライブで見ていたのですが、攻め込まれてAIの判定で相手が80~90%優勢だったのが、たった1手か2手で形勢が逆転する当たりが将棋の面白さであり、プロの世界の厳しさなのでしょう。(AIの判定が極端なような気もしますが。)

確かに先手が有利と言われている中、1手の悪手をしてしまうと先手の有利さが吹っ飛ぶのですから、最高レベルのプロの指し手には悪手は禁物です。

しかし、藤井八冠は攻め込まれていた間にも余裕が少しでもあれば銀を打ったり、角を打っていたりして、最終的にそれが致命的に効いていたのが面白い。

会社の経営も、本当に優れた経営者なら、余裕のある時に打ったさりげない手が、将来大きな利益を生むようになるのかもしれません。

現代は変化が速く激しくなっているので、目先のことばかりを気にして長期的な予測を怠りがちですが、短期的な対策と中長期的な対策の両方がバランスよく必要なのだなと、この対戦の終盤を見ていてつくづく思いました。

目先のことも将来のことも、考えることができない私はどうしたら良いのでしょうか?(誰に聞いてる?)

メープル製のバットは硬い

日本人で初めて大リーグのホームラン王となった大谷選手。2023年のニュースで明るいニュースと言えば大谷選手の活躍が光りました。

その大谷選手が今年使用したチャンドラー社製のバットが、日本のプロ野球選手の間でも人気が高まっているそうです。

速い打球を打って飛距離を伸ばすためには、硬い材質で作られたバットが有効だそうですが、チャンドラー社製のバットは硬いメープルで作られているそうです。

硬い木と言えば古くからゴルフのドライバーに使われていたパーシモン(柿の木)が有名ですが、メープルが硬いからという理由で野球のバットとして使われているのは意外な感じがします。

メープルと言えば、USのホームセンターでDIY用に売られている無垢材ではレッドオークより柔らかいと言われていて、もちろんハードウッドには分類されていますがポプラより硬い程度で、どちらかというとハードウッドの中では中間の硬さという感じです。

バイオリンは、表板をスプルース、裏板をメープルで作るのが普通ですが、それほど重くもなく硬いというイメージはありません。

もちろんバットに使うのですから、反発力が重要でしょうから、硬い上に反発力もあるということなのでしょう。

また単独の素材で作るわけでもないでしょうから、メープルが硬いという単純な理由だけで野球のバットに適しているという訳でもなさそうです。

日本ではあまりメープル、あるいはカエデの木というのは家具などでは見かけないので馴染みがないですが、これから日本でもメープルの野球バットが流行すると、メープル製の製品が増えるかもしれません。

転職前提の就職面接

東洋経済オンラインに「転職前提で面接受ける若手に絶句した人事の顛末」という記事が掲載されています。

最近は就職面接のときに、「3年間だけ就業して、その後は独立するつもりです」などと宣言する強者がいるそうです。

企業人事担当者からすると雇ってすぐに辞められては困りますが、求人難ですからすぐに対象から外すわけにも行かないので、せめて入社してから長く就業してもらえるように教育をしていくことになるそうです。

それでも意志が固い人材は、基本的な社会人としてのスキルが付いた頃に辞めていくそうです。

あからさまに3年しか働く気がないと言い切るのも身勝手な気がしますが、企業も「55歳になったらどっかに行ってね!」と言ってきましたからお互い様。

狐と狸のだまくらかし合いです!

最初から定年まで雇う気がないのなら、最初は3年とか5年の期限付きの契約にしておけば良いのでしょう。

だいたい企業はマルチタスクができるとか、自分で問題を見つけて解決できる人とか、自分の都合の良いことばかり言ってきましたから自業自得です。

優秀な人材は定着しないし仕事をしない人だけがいつまでも残るのは、企業としての生命力が衰えているということをそろそろ自覚してもらいたいものです。

企業が中高年を目の敵にして、老廃物を捨てるがごとく早期退職を迫っていましたが、その企業が老廃物のように捨て去られる時代になって来たのでしょう。

お酒の(贋作があるから)美術館か?

最近、都会の人通りが多いところに急に増えてきたのが、「お酒の美術館」というお店。

おそらくフランチャイズでしょうから、飲食スペースは店ごとに違うかもしれませんが、慌ただしく電車に乗り降りする人の流れを見ながら仕事帰りに一杯飲むというのは、あまり落ち着かないのではないかと思ってしまいます。

どうやら古い年代の洋酒がメインのようですが、勤め帰りの一杯なら別に現行の洋酒でも良さそうなものですが、そこが美術館の名前を冠する所以で年代物の洋酒を売りにしているようです。

そもそもウィスキーなどの洋酒は樽に何年も寝かしておく事が多いですから、さらに古い年代のものを提供しなくても良さそうなものですが、何らかのスペシャル感を出すためにはヴィンテージものだということが必要なのでしょう。

ただ、最近はウィスキーの人気と品不足で偽物がたくさん出回っているそうですから、本当に味の違いが分かる人以外はあまり高級なものに手を出さないほうが良いかもしれません。

イタリアレストランで、イタリア産のミネラルウォーターが開栓した状態で出てきたらほぼ水道水ですし、ウィスキーのボトルの場合、シールされた栓がしてあっても中身は別物といったことがよくあるそうです。

もちろん違いが分かる自信があれば問題ないでしょうが、ウィスキーはもともとメーカーが熟成感を出すためにカラメルや糖分を使うこともありますから、何をもって本物と称するかが分からないところもあります。

まあ「美術館」を名乗っているということは、美術品にも贋作があるということを示唆しているのかもしれません。

勤め帰りの一杯は、何も考えずにアルコールに酔うことさえできれば、それで十分なのかもしれません。