自転車に反則金が来週から適用か?

自転車の違反に対して、法律で反則金が適用されるようになるだろうというニュースです。

車道の右側を通行する自転車や信号無視など、スマホながら運転など、見かける自転車の大半で見られる日常的な違反を取り締まるには、反則金は仕方がないことでしょう。

小遣い稼ぎの警察の餌食になるのは目に見えています。反則金キャンペーンのときだけ取り締まるのではなく、交通安全につながる取り締まりを期待します。

踏切や一旦停止で位置時停車する自転車を見たことがありません。ほぼ100%違反します。

1台の自転車が10分走行する間に、違反件数は10件では済まないのではないでしょうか?

まあいい加減なルールにいい加減な運転者ですから、そこに急に反則金が課せられたら取り締まり放題になるでしょう。

そこにさらに「特定小型電動機付き自転車」などという中途半端な規則付きの乗り物が出回っていますから、取り締まる警官が法律を十分理解できているのかも怪しいです。

そしてもし警官が十分に理解したとしても、それぞれの自転車の利用者に理解が行き渡るには相当な時間が掛かりそうです。

先日も、歩道を速度表示灯を点灯させて、ヘルメットを被らずナンバープレートも着いていない特定小型原動機付自転車を見かけましたが、本人はいくつ違反しているのか認識しているのでしょうか?

これを警官が正しく指摘して、納得させたうえで反則金の切符を発行できるのでしょうか?

残念ながら日本人はそこまで賢くないです。

自転車に対する反則金を法定化する前に、理解できないほど複雑化した道路交通法を整理する事が必要なのではないでしょうか?

日本食ブームとは言いますが?

東洋経済オンラインに「京都で”1泊2食付き”をやめる旅館が続出。「素泊まり」「飲食店の予約代行」にシフトの背景には外国人観光客の≪正直な本音≫があった」という記事が掲載されています。

日本の旅館での豪華な日本食の晩御飯が、インバウンド客には不評らしいです。曰く「想像した日本食と違った」と。

食事付きのプランをやめて、素泊まりとか朝食のみのプランにする旅館が増えつつあるということですが、食事のない旅館なんて、クリープのないコーヒーみたいです。

面白いのは、インバウンド客が想像している日本食とは、すき焼きやしゃぶしゃぶ、握り寿司やラーメンとのこと。

確かに最近海外で日本食ブームが起きているというニュースで伝えられるのは、確かにこれらのメニューがほとんどで、決して日本の煮物や豆腐料理のような薄味で、出汁の味を楽しむようなものはありません。

イタリアでちゃんとしたレストランに行ってパスタやピザを注文したら、そんなものはないと怪訝な顔をされたり、チェコのレストランでビールを頼むようなものかもしれません。旅行者が知っている地元料理は、大体が安い大衆食なのです。

ラーメンやたこ焼きが日本食だしても、日本の食堂のどこにでもあるものではありません。

日本食ブームの底の浅さがよく分かる話ですが、それほど日本食ブームに日本の文化が知れ渡ったと考えるのは早計なようです。

以前ドイツから来た人に日本食について感想を聞いたことがあるのですが、総じておいしいと言いながら、豆腐だけは駄目だと言っていました。味がなくて気持ち悪いそうです。

日本食で世界で人気があるのは味が濃いものが多いように思います。ラーメンや醤油をジャバジャバかけられるよう料理なら許せても、薄味のものは好まれないようです。

またインドから来た人にうどんを食べさせたことがありましたが、あまり食が進まなかったみたいでした。

確かに私達が海外に行ってもあまり経験したことがない味に出会うと、すぐにはおいしいとは思えませんから、本来の日本食に拒否反応があっても不思議ではありません。

今の日本食ブームが寿司やラーメンに留まるのも仕方がないことですが、もっと日本の文化を発信し続けることが大切なのかもしれません。