先出しジャンケンかい?

4月3日は新年度の始まりということで、新社会人や新入生で電車がかなり混んでいました。

まあ5月の連休頃にはだいぶ収まって来るでしょうが、混んでいる電車も季節感があっていいのかもしれません。

ところで、今朝回数券を買おうとしたら、運賃が値上がりしていて驚きました。通常交通機関の運賃値上げは影響の大きさから大騒動になるのですが、今回はなぜか無風状態。

確かに数ヶ月前から電車の中にバリアフリーの取組みについての案内が掲示されていましたが、そのための費用を捻出するための運賃に一律10円加算するということらしい。

運行のための料金なら認可が必要らしいですが、バリアフリーのためなので無認可で鉄道会社が自由に加算できる制度を利用したということです。

個人的にはバリアフリーにかこつけて、こっそり値上げをしたとしか思えないのですが、ニュースになっていたのは昨年8月頃なので、先出しジャンケンに負けたような気分です。

それでなくても回数券の廃止で、実質どう計算しても運賃値上げになってしまうのに、このタイミングでバリアフリー料金を上乗せされたらたまりません。

どうもバリアフリーやエコ、SDGsと言い訳すれば何でもフリーパスで何でも認めてもらえるという勘違いが、社会全体に蔓延っているように思います。

これではバリアフリー化で乗車しやすくなるのは良いことですが、いい加減に運賃を上げていると、利用者が減って負の連鎖になってしまうのではないかと思います。

昭和の頃の経済成長が著しいときと同じことをやってはいけません。

ナンバーディスプレイ無料化で特殊詐欺が防げるか?

NTTが70歳以上の家庭のアナログ回線に、無償でナンバーディスプレイを提供するとのニュース。

相変わらず詐欺事件は多いみたいで、近所のATMでは注意喚起のビラをもった係員が常に待機しているので、相当の数の被害が出ているのでしょう。

アナログ電話回線にナンバーディスプレイ機能を持たせるには、ディジタル回線に比べて技術的なハードルがあって面倒な操作が必要らしいです。

月額の利用料金もかかりますから、なかなか高齢世帯で積極的に採用するに至っていなかったようですが、無料で整備されればそもそもサービスを知らなかった世帯などにも普及するかもしれません。

ただ、電話番号を見て詐欺電話かどうかは本人が判断しなければなりませんから、知らない市外局番や0120からの電話には出ないことを徹底することが大切です。

しかしながら、本当に家族や要件がある電話と紛らわしい場合は、深く考えずに出てしまうこともあるでしょうから、すべての詐欺を未然に防ぐことは難しいでしょう。

取り敢えず電話番号を確認する習慣をつけることにはメリットがありそうです。

ただ、不在通知で番号が表示されていたらかけ直したくなってしまう人は、注意しないとやぶ蛇になりかねません。

番号を表示するだけでなく、詐欺電葉の特徴を掴んで自動的に排除するような機能ができればよいのですが。(すべての電話が遮断されてしまう事になりそうであるが。)