放送も終わっている!

前回、「郵便が終わった」という話題をお伝えしましたが、それなら放送も終わっているのではないかと言うお話です。

ところで、電話というものは現在でも生活に必須のインフラの一つではありますが、その実現形態は以前と様変わりしております。

固定電話回線を司るメタルと呼ばれる電柱の上の配線は、光ファイバーに入れ替わってきましたし、そもそも固定電話が新規契約がほとんどない状態です。

以前は契約には固定回線の電話番号が必要な場合が多かったのですが、いつしか携帯電話でもよくなり、今では固定電話より携帯電話番号を記入する方が望まれるようになりました。

固定電話を持たない世帯が増え、あったとしても留守電専用です。その留守電には勧誘の類いの電話しかかかってこない様になって久しいです。

つまり、昔のような電話の形態は既に根絶していて、携帯電話からスマートホンに移行した先にはEメールやLINEやSNSなどの通信手段が溢れていて、これからも新しい技術がどんどん出てきては消え去ってしまうものなのです。

昔の技術にはもう価値はありません。

過去には主要な通信手段であった郵便が終わって、電話が終わっているのですから、放送が終わっていないわけがありません。

地上波デジタルに切り替えた時期が、放送が最後に主役だった頃だったのでしょう。

昔ならば、映像といえば放送しかなかった訳ですが、今や映像や動画と行って放送をまっさきに思い浮かべる人は少ないのではないでしょうか?

放送に限ってみても、タワーの上や山の上からアンテナで送られてくる電波を直接受信している世帯は、かなり少なくなっているのではないでしょうか?

スカイツリーや東京タワーが電波塔として利用されているのは事実だとしても、その電波の利用率は以前よりかなり下がっていて、さらにテレビ番組を見る割合も含めると、テレビへの依存度は30年前あたりに比べると激減していることでしょう。

NHK受信料を、インターネットで視聴できる装置を持った人全員に義務付けるようですが、世界中の人に契約させるのでしょうか? さぞかし世帯加入率が低くなることでしょう。

NHKはそろそろ年貢の納め時だと思います。

教員不足を一挙に解消する方法

小学校などで教員が不足して全ての学級に担任を配置できないため、兼任でしのいでいるというニュース。

新学期が始まって連休が終わり、さあこれから本格的な学校生活が始まろうとしているときに、担任不在で学級の運営がままならないとなると、学習の進捗もさることながら、精神面でのサポートなど様々な問題を抱えることにならないか、気になるところです。

私も中学3年のときに、担任の先生が盲腸の手術のため数週間休まれたことがあり、中学なので教科の先生はいらっしゃるので学習の問題はありませんでしたが、学級運営や行事に関して支障があったことを覚えています。

小学校なら学習に直接影響しますし、生徒ではなく教員不足で廃校になるなんて冗談みたいなことが起こらないとも限りません。

そもそも最近の大学生は教員になりたがらないと言いますし、以前なら小学校教員を大量に養成していた短大などの閉校が相次いでいますから、教員不足は今後も続くことが予想されます。

大学受験では、通信制の予備校が一定のシェアを保っているようです。

学習進度別に細かくクラスを分けてオンデマンドで指導できたり、全国的に優れた先生が集中的に講義を行ったりすることで、教員不足の解消、進度別クラス編成によるいわゆるお客さんの解消、オンデマンドによる柔軟な時間割編成、おまけに情報教育にもなります。

日本の情報教育が遅れていると叫ばれていますが、そもそもプログラムを本格的に書ける人は大人でもほんの一握りです。

せいぜいオフィスソフトを使いこなせれば社会人としては十分でしょうから、小学校のうちにまず情報機器を使いこなすところから始めるのは、良いプラクティスになるに違いありません。

教員不足対策、進度別クラス編成、全国の優秀な先生のオンデマンド授業、情報機器に慣れ親しむ、これら全てが一挙に解消できるとしたら教育界の革新と言えるでしょう。

文部科学省とデジタル庁には、教員不足を逆手に取って音頭を取っていただきたいものです。