ところで個人と銀行口座は紐づいていましたっけ?

マイナンバーカードに紐付けられた銀行口座が、本人名義でないものがかなりの数に上っているという問題。

家族が意図的に都合が良いように、家族間で銀行口座を使い回しているケースもあったということですから、家族で家計を一括して管理する日本的な風潮が残っているのでしょうか?

中には子どもに入金される公金を、親が使い込むために子どもの口座をわざと指定しないケースもあるようです。

そもそも長い間、銀行口座を新規に作るときに本人確認などしなかったですから、実在しない名前で口座などいくらでも作れていました。

マイナンバーカードを利用するからと行って、勝手に政府が厳密に個人に一つの銀行口座が紐づいていると仮定しても、思ったとおりに事が運ぶとは限りません。

人や家族によって、それまでの長い間使い慣れた方法というものがありますから、既存の銀行口座で個人の公金を管理することに無理があったのかも知れません。

いっそのこと、マイナンバーカード専用に全く個人に一対一で紐づいた証明付きの口座を新規に作成して、マイナンバーカードの関する入出金を全て一括で管理すると良いのでしょうか?

しかしそうすると、マイナンバーカードで既存の銀行口座を掘り起こそうとする政府の思惑が外れてしまいます。

まあ、ほとんどの日本人と銀行口座が完全に1対1に紐づいたものになるまで、おそらく20年ぐらいかかりそうですが、マイナンバーカード運用に支障を来しながらだましだまし運用していくことになるのでしょう。

マイナンバーカードのシステムに、個人個人で勝手に管理してきた銀行口座を流用しようとしたのがそもそもの誤りだったのでしょう。

マイナンバーカードより先に、官営口座を整備しておく必要があったのかも知れません。

ひょっとして、健康保険も新規に官営で設立する必要がありますか?

傘の持ち方

これからしばらくは梅雨で傘を持ち歩くことが多くなりますが、J-CASTニュースに眼科医の傘の持ち方への提言が掲載されています。

眼科医が傘の持ち方を指南する時点で、人の目を突いてしまう危険性があることを伺わせますが、確かにどうしてこう無頓着に傘を振り回して歩けるのだろうと、疑問を感じる人に出くわすことがあります。

日本は雨が多い気候で傘を持ち歩くことに慣れているはずですが、人混みにおける傘の持ち方が相変わらず下手です。

英国紳士は長傘で周りの人を突いたりしないのではなかろうかと。

傘で人の目を傷付けるのなら、傘の設計が悪いと開き直るつもりでしょうか?

先が尖っているのは持っている人なら自明ですから、たとえ設計がまずいとしても、それを見て知って持ち歩く人に責任があります。

「後ろに人がいると思わなかった」とか「傘の先端が目に当たるとは思わなかった」などという言い訳を並べそうですが、このようなことは小学生でも分かることですから、ほぼ故意に危害を加えようとしていると認定されても仕方ありません。

どうも日本人は他人の領域を平気で侵食する傾向があると思います。

島国だからでしょうか、隣国に領土を攻め込まれないためか、自分の体や持ち物の一部が他人に当たっても一向に気にしません。これは老若男女問わずです。

このようなときは、裁判の厳しい判決が出ないとことの重大さに気づかないのが、日本人の常なのでしょう。

マナー以前の問題です。

無意識のうちなら他人に甚大な危害を及ぼしても、自分に責がないという教育を受けてきたのでしょうか?

もう少し自分が周辺にどのような影響を及ぼしているのか、考える必要がありそうです。

  1. 傘の先端が後ろの人の目を突こうとしている!
  2. 振り回した自分のリュックサックの紐が、隣の人の頬をひっぱたいている!
  3. 開いている新聞が隣の人の顔をこすっている!
  4. コックリ居眠りをして隣人に髪の毛ごと委ねている!
  5. かかってきた電話で知らぬ間に大声でほぼ怒鳴っている!
  6. 少しだけと思ってスナックを食べたら強烈な匂いを撒き散らしている!
  7. コーヒーを持ち込んだら急に揺れて溢れてしまった!
  8. そのほか自分では些細なことだと思っているが実は大迷惑なことが、、、