決済方法の淘汰が始まる!

三井住友カードとPayPayが提携したり、交通系ICカードの分野にクレジットカードが進出したり、技術が進歩しているのか劣化しているのか分からない、あるいは改善だか改悪だかわからない状態が続いております。

現在関西では鉄道に一部のクレジットカードを使って乗車すると、一定の金額までは3割引のキャンペーン中です。いつもにも増して、改札付近でクレジットカード対応の改札機を探してウロウロする人が多いなと思っておりました。

若干改札機の動作が遅い気がするのと、財布からクレジットカードを取り出す手間がかかりますから、利便性だけで考えるとチャージの手間があったとしても、これまでの交通系ICカードに分があるように思われます。

インバウンド客にはクレジットカードがそのまま使える利点がありますが、日本人はキャンペーン中だけの利用に留まるのではないでしょうか?

今日、QRコード決済を廃止する店舗が出ているというニュースがありましたが、QRコードも操作が面倒で、忙しいレジで別に店舗ごとのポイントカードも取り出さなければならない場合など、手が足りないと思うこともしばしばです。

最近は何でもスマホアプリに頼る傾向があり、店舗での注文や万博のパビリオン予約など、少し行き過ぎのきらいがあるように思います。

キャッシュレスを推進する政府の要請もあり、あるr程度のキャッシュレス化が浸透してきたそうですが、その内訳はほとんどクレジットカードが占めているらしいですから、さまざまな技術が登場している割には、それほど大きく変化している訳ではなさそうです。

このような場合、すぐにAIが解決してくれることを期待してしまいますが、それはそれで簡単な話では終わりそうもありません。

技術の沼に落ちないように、注意しながら動向を追いかけるしかありません。

外免切り替えの問題点

警察庁が外免切り替えの手続きを厳格化するというニュースです。

最近急に増えてきた、外免切り替えで日本の自動車免許を取得した外国人による事故の多発で、緊急に制度の改善を行うということらしいです。

日本の省庁にしては迅速な処置のように思えますが、何も1~2週間の間の事故だけの問題ではなさそうなので、かなり前から問題視されていたのでしょう。

本当に迅速な対応なのかは分かりません。

ホテルの住所で免許申請ができるとか、筆記試験があまりにも簡単すぎるとか、いろいろな不合理な点が指摘されています。

USでも居住中でない住所による免許更新手続きを禁止にしました。もう20年以上も前のことです。やっと日本でも住所不定の免許証発行が、相当にまずいことだと気づいたのでしょう。

なにせ日本では運転免許証が最も信頼の置ける身分証明書ですから、そこに住んでもいない住所が書かれているとしたら、身分証明書になりません。免許証の信頼性を確保するためにも、少なくとも外国籍であっても在留カードと住民票の提出は必須にするべきです。

筆記試験が簡単すぎるという問題については、では日本人が正規に受けている筆記試験が十分かと言えばそうとも言い切れません。

外免切り替えの筆記試験の厳格化とともに、日本人でも免許取得時と更新時の法規知識に関しては、もう少し厳しいテストを課す必要があるかもしれません。

この外免切り替えに限らず、日本の性善説に基づいて作られた制度は、性悪説下の外国人にとってはやりたい放題になっています。

銀行や証券口座のセキュリティも同様ですが、これからはいかなる制度も日本規格ではなく、国際規格の安全性を目指す必要がありそうです。