イギリスでも物価高

よく英語の勉強を兼ねて、インターネットでBBCラジオを聞いているのですが、ラジオはテレビや動画に比べて、リアルタイムが最大の特徴で、日本で起こった世界的に注目されている事件などは、日本のテレビニュースよりも早く報道されることも多いです。

BBCが世界の中立的な反応をしているとは限りませんが、どんなニュースが世界で伝えられているかを知るにはよいメディアだと思います。

今日は物価高が話題に上がっていて、電話で市民の声をインタビューしていて(というか単に電話をしていて)、生々しい市民の声が聞けて、しかもラジオですから忖度なしの本気の迫力があります。

最近のマツコの知らない世界でも言っていましたが、これほど色々なメディアが登場してくる中で、ラジオほど速達性、独自性、マニア性、リベラル性に優れた媒体はないのではないかと思います。

テレビや新聞や週刊誌は、それぞれに柵があって、忖度があって、社や担当者の方針があって、それらの条件を十分理解していないと視聴者側が誤った理解をしてしまうことがあります。

その点ラジオは、音声だけの文字通りNarativeなメディアですから、情報の伝達量が映像に比べて少なく、言葉を選んで情報が繊細になる傾向があります。

テレビの場合は、出演者も多く、それぞれをまとめて管理して番組に仕立て上げるためのオーバーヘッドが大きくて、どうしても作りが雑になっているような気がします。

「まあ、こんなもんでよいだろう!」的なある種の限界を感じさせるものが多いです。

ラジオはもともと音声だけの情報ですから、それに込めるエネルギーがすべてパワーとして聴取者の心に響きます。音楽が人の心を動かすのと同じ理屈かも知れません。

話はそれましたが、BBCラジオでイギリス人のおばさんが物価高を嘆いているのを聞くと、日本での物価高も仕方がないのかもしれないと、諦めて納得をしてしまうのでした。

回数券とポイント制

最近、JRも私鉄も回数券の廃止が相次いでおります。

在宅勤務が週に1日とか2日あると定期券では元が取れないため、以前は回数券を購入して、通勤費も回数券代が支給されることが多いのではないかと思います。

そこに来て回数券が廃止されるのですが、代わりにICカードで同じ料金の区間をひと月あたり10回以上乗ると、一定の割合でポイントとして還元されるところが増えてきました。

回数券に比べて還元率は少ないのですが、制度的には回数券の代用ですから、通勤費の支給はポイントを考慮した運賃が計算されるものとばかり思っていました。

ところが、これは私事の限るのかも知れませんが、通勤費規定で回数券か定期券の経済的な方を採用すると書かれているのをそのまま適用して、回数券がなくなれば普通運賃で計算する事に気づきました。

確かにICカードカードを使うかどうかは自由ですし、大抵はICカードはショッピングのポイントなどと合算されるので、通勤費が単純にポイント分だけ安くなるわけではありません。

かなり昔、飛行機のマイレージが普及しだした頃、出張で乗ったマイルに関しては会社に供出しなければならないというルールができたものの、その後マイレージ制度が他の利用でも加算されることになって出張だけのマイレージが計算できなくなり、出張で獲得したマイレージも個人で使って良いことになったことがありました。

回数券が廃止されて、実質運賃の値上げになるケースが多いみたいですが、通勤費が普通運賃丸々支給されるのなら損得を計算する必要はなさそうです。

回数券が切れるたびに買う必要がなくなり、また磁気回数券が通れる改札機を選ぶのも面倒でした。

長年慣れ親しんだ回数券がなくなるのは寂しいですが、ICカードに統合されるのはこのご時世では仕方がありません。

これからはチャージだけは忘れないように、心がけようと思います。

転職すれば賃金が上がるか?

日本人の賃金が上がらないのは、年功序列で定年まで同じ会社に居座り続ける事が原因だと言われています。

定年までいればそれなりの退職金化年金が保証されているので、途中でスキルを磨き直して転職するような、面倒なことをしなくても生活していけるところに問題があるという理屈です。

そこで転職市場をもっと活発にしようとか、定年を45歳にしようとかいろいろ論じるのですが、どれも付け焼き刃的な思いつきを並べただけのように見えます。

日本人の賃金が上がらないのは日本の企業の業績が上がらないからで、転職とは何の関係もありません。

企業の業績を上げるために、必要な人材がどこかに滞っていて回って来ないのなら、転職市場の拡大は急務かもしれませんが、リスキリングや学び直しが同様に必要だというのなら、そんな都合の良い人が転職市場に余っているわけではありません。

根本は時代の要求に答えていない、学校の教育や社内人材開発の問題と言えるのではないでしょうか?

また、転職と言うと従業員に問題があるように思えますが、企業経営者が正しく経営しているかと言えば、かなり昔から怪しいところが多々あります。転職の中には社長を始めあらゆる階層の再教育を兼ねた仕組みがなければならないような気がします。

転職市場を充実すれば、日本の企業経営が立ち直るのか? 日本企業はそれほど社内に人材がいなくて、どこか特定の企業が抱え込んでいるのか? 転職市場には優秀な人材だけが登録されていると期待しているのか?

なんだか、下手な経営をごまかすための言い訳に見えてきました。

今でも活力があって成長を続ける企業なら、転職市場に頼らなくても優秀な人材が集まってくるでしょう。

別に海外から採用しても構わないのですから、国内の転職市場をとやかく言っている時点でその企業は終わっています。

ぜひ労働者も経営者も、自由に羽ばたいていただきたいと思います。

ゴミくまと道路ぐま

北海道の自動車道でヒグマが出没して危険とのこと。

いろいろなところで出没情報があって、特定の場所を避ければ済むというわけには行かないようです。

ニュースで流れていた映像を見ると、いかにも通りがかった車の窓に食べ物をねだっているように見えます。

USのヨセミテ国立公園は美しい自然が人気の観光地ですが、公園の中にはそこら中に熊や野生動物に餌をやることを厳重に禁じる立て札があります。

特に公園内のホテルの駐車場には、車内に食べ物を放置したままチェックインすると、夜中に車をこじ開けられて散々な目に合うぞという警告が、掲示板やパンフレットに書かれています。

一度味をしめた野生動物は繰り返し同じことをやりますから、とにかく一度でも車を荒らす熊が発生したら、しばらくはホテルに駐車さえもできなくなってしまいます。

以前、軽井沢の別荘地でゴミくまが話題になったことがありました。外に放置したゴミ箱を夜の間に熊があさり、一度味をしめると何度もやってくるということでした。

北海道のヒグマも、おそらくかつて通りがかった車から餌をもらったのでしょう。そのクマが死ぬまで、車に餌をねだり続けるのでしょう。

北海道に限らず日本中で野生動物が道路や住宅地に出没することが増えています。その原因として安易に餌を与えたり、生ゴミを外においていたりする人間の行為が仇になっていることが多いと思います。

私達も動物保護、動物愛護の意味を理解した上で考えて行動し、動物と人間が互いに不幸にならないようにしなければなりません。

45歳定年制に賛成が30%だと?

まあアンケートでは大企業の100人に聞いただけのようですから、データとしての信頼性はかなり偏ったものと思われます。

サントリーの社長が45歳定年制を唱えたのに反応したアンケートなのでしょうが、現実感のない人にアンケートを取ってみたところで現実的な答えは帰ってきません。

実際に45歳で会社をやめて、その後どうなったかを語る人たちの意見を参考にするべきでしょう。

サントリーの社長にしても、点々とうまく社長業を渡り歩いた人ですから、その経験を元に理想を語られても現実感があまりない。(ただし一人の人生経験として本にまとめるのはありでしょう。)

45歳定年制に呑気に賛成票を入れる人は、45歳以降も今よりもっと充実して幸せな生活があって、それを自由に切り開いて行けると思い込んでいるのでしょう。

実際は45歳以降収入は半分以下に下がるは、今より立場は弱くなるは、将来の生活の安定性はないは、老後の心配もあるはとなる可能性が少なからずあると予想すれば、安易に賛成することはできません。

そもそも45歳で再就職や脱サラができる人は、制度として定年制がなくても勝手にサラリーマン生活から飛び出すでしょうから、45歳まで企業のぬるま湯につかっている時点で詰んでいます。

社長が高給取りで仕事をしない年配者を合法的に辞めさせる手段として、早い時期の定年制を考えるのは当然です。

しかし、従業員の立場では、45歳定年制は単に今までより早くはしごを外されるだけです。社内でやる気がある人は、はしごを外される時にはもっと上に登っていることでしょう。

定年制に賛成か反対かが重要ではなく、一生涯学びを継続することが一番大切だと思います。