参戦の意思表示か?

ドイツの首相がホルムズ海峡への艦船派遣を明確に拒否しています。また以前からスペインとイタリアは米国のイラン侵攻に対して明確に非難しています。

対して日本は、ホルムズ海峡への自衛艦の派遣が法的に可能かどうかを検討すると表明しています。

小泉防衛大臣は、ホルムズ海峡で商船を警護することは警察権であって、その趣旨に基づいて法的な障害がないか検討すると行っていますが、その前にドイツ首相のように戦争に巻き込まれる危惧を想定しないのでしょうか?

防衛大臣は法律家ではありません。法律家は机上で法律の条文を検討するのが仕事でしょうが、政治家は実際にこれから世界で起こることを予測しなければなりません。

「法律的にはこういうことだ」と言ったところで、実際何が起こるかが重要で、そのとき法律は何の役にも立ちません。

ましてや国際法を犯していると言われる米国の要請に従ったとしたら、日本も同罪になることは明らかです。

警察権だと判断したところで、イラン側からの攻撃が日本の艦船に及べば迎撃せざるを得ないでしょう。それを警察権の行使だと言っていられるでしょうか?

今イランに対して攻撃することは、商船の警護ではなく参戦になります。

アメリカの艦船が商船を守るためにイランを攻撃したとしても、そもそも戦争相手ですが、日本とイランは戦争していません。日本の自衛隊が米国と同じことをすれば、参戦したと考えるのが妥当でしょう。

大丈夫か日本の大臣!

後から「そんなつもりではなかった」と言い訳するだけでは通用しないことを肝に銘じていただきたい。

飛んで火に入る夏の虫には早いが

「ホルムズ海峡の安全航行のために艦船を派遣せよ」という掛け声に、世界各国がどう反応するか様子見の状態です。

しかし、戦闘地域に艦船を派遣すること=参戦ですから、参戦するのかしないのかを問うていると解釈するべきです。

そもそもこの戦争を始めたことが国際法に抵触している可能性があるわけですから、第3国がそう簡単に米国に協力するわけにはいきません。

原油の輸送を確保するとは言うものの、派遣要請されているのは商船ではなく艦船ですから、イランの攻撃を受けて反撃しないわけがありません。反撃すれば参戦ですから、艦船の派遣は参戦の意思表示になってしまいます。

喧嘩の仲裁をするときは、素手で中に割って入らなければなりません。武器を持って中に入ったら、それは仲裁ではなく加担。

国際法の逸脱にしても「赤信号みんなで渡れば怖くない」の乗りで突っ走る、冗談を絵に描いたようなトランプ大統領ですから、後世に何と言われようと歴史を捻じ曲げてノーベル平和賞を手に入れようとするでしょう。

これほど歴史的な大事が、SNSの伝言板でやり取りされていることにも脅威を感じます。

政治の白痴化と言われて久しいですが、このような伝言遊びのようなやり取りで、世界中が恐怖に陥れられたらたまったものではありません。

ぜひ素手で中に割って入る、まともな国が登場することを期待します。

ホルムズ海峡の安全を守るためには参戦しかないのか?

USのトランプ大統領がホルムズ海峡を船舶が安全に航行できるように、同盟国はチーム一団となって艦船を派遣すべきだという主張をしているそうです。

石油タンカーがホルムズ海峡でイランの攻撃を受けて安全に航行できないなら、解決のために艦船を派遣すべきだとのこと。

同盟国としては、ホルムズ海峡が通れなくなったのは米・イスラエルの戦闘開始が原因なのだから、両国に経済的損害賠償を請求したいぐらいです。

それを「海峡を航行したいなら参戦しろ」とはなんとも身勝手な話! まったく話になりません。

これは米・イスラエル対イランの戦争に参戦せよと言っているのと同様です。ほぼ戦争を経営者感覚で切り盛りとしているようです。

(日本の政治家は損得しか考えない輩がほとんどですが、、、)

これまでの世界大戦のきっかけは最初は些細なことだったのが、雪だるま式に拡大していった結果だったのは歴史を見れば明らかですが、その進行中の歴史の中にいると雪だるまの中にいることに気づきにくいです。

経済はそれだけで十分戦争の理由になります。それどころか経済が戦争の原因のほとんどを作り出して来たと言っても過言ではありません。

原油価格が高騰して経済が立ち行かなくなることをきっかけに、確かに安全航行は大原則だとばかりに力に力で対応しようとすると、あっという間に世界中が巻き込まれるでしょう。

あまりにも馬鹿げたUSの政治を抑える手腕、法律、技術、科学、現代には何一つ存在しないのでしょうか?

ベルギーが美食の国?

朝日新聞のインターネットサイトに「チョコレートのシーズンにベルギーを旅する 美食と芸術の心躍る中世都市」という記事が掲載されています。

よくベルギーは美食の国と言われることが多いですが、本当でしょうか?

一方で、ベルギーはゴディバを始めとしてチョコレートで有名ですが、ベルギー料理としては素朴ではあっても決しておいしいとは認識されていないという説もあります。

確かに私も新婚旅行でベルギーのブリュッセルで食べた料理は、今でも思い出せるほどおいしいものでしたし、会社の同僚からベルギーに行ったときの食事がおいしかったという話はよく聞いたものでした。

しかし、私がUSで知り合った夫婦はフランス居住が長かったのですが、ベルギーはヨーロッパでは食事がまずいので有名だと言います。

どちらが本当なのでしょうか?

ベルギーはチョコレート以外にも、ムール貝の産地として知られていて、ムール貝のワイン蒸しのような料理が有名です。

しかし、よく考えてみてください。ベルギーで食べた料理は本当にベルギー料理でしたか?

確かに私の新婚旅行でムール貝を食べたレストランも、カンツォーネの生演奏があったような気がします。

会社の同僚に聞いても、ベルギーでおいしかったレストランはイタリアンだったとのこと。

よくイギリスの飯はまずいのが有名ですがロンドンの中華はおいしいらしいですから、ベルギーでおいしかったレストランも意外とベルギー料理ではなく、イタリアンだったのかもしれません。

本来の郷土料理がおいしくなければ、他の国の料理が盛んになって当然で、海外旅行に行ってその土地のレストランだと思って食べてきたのが、実はその国固有の料理でなかったりすることは珍しくないことなのかもしれません。

そろそろ料理に国籍を気にすることが必要がなくなってきているのかも知れません。

正に愚考!

USのトランプ政権の暴走が止まらないどころか、ますます過激化しています。

これは本人(US)が暴走しているという自覚がなく、全く正当なことをしているだけと錯覚しているようです。

愚考論議ではなくて愚考突破です。

これだけのことをすれば、歴史教科書にドナルド・トランプの名前が確実に刻まれるでしょう。それを善と評価されるか悪と評価されるかはその時代背景によって異なるでしょうが、バイデンは歴史に名を残さないとしても、トランプは確実に名を残しそうです。

世界秩序が完全にひっくり返りかけています。これを正常に戻すのは既に手遅れなのかもしれません。

過去の世界大戦は、小さな一つの出来事から世界中が反応を起こして巻き起こっています。トランプ大統領だけの一人芝居であるうちはよくても、それに乗じて世界のならず者が同様の騒動を起こすことは火を見るより明らかです。

地震は現代の科学をしても予測できないとしても、世界大戦は社会学者なら予測できるでしょう。今、世界のニュースでこの危機的状況について冷静に解説できる学者が出て来ないことに恐怖を感じます。

ロシアや中国がグリーンランドを狙っているからと言って、同じ暴力的な方法でUSがグリーンランドを手に入れようとすることがまかり通るのでしょうか?

これまで人類が築いてきた歴史とは一体何だったのでしょうか?