クラスのX組はグミかクミか?

東洋経済ONLINEには、深い経済的な話が多いのは当然としてて、日常生活に密着した話題も多いのでよく訪れます。

今回のテーマは、学校のクラスの呼称として「組」が使われる場合、グミと発音するのかクミと濁らずに発音するのかという話題です。

確かにこれまで学校生活で「組」の呼び方で迷った覚えはないので、何らかの日本語のルールがあるのではないかと考えるのですが、1組、2組、、、の場合はクミで、A組、B組、、、の場合はグミで、幼稚園などの「バラ組」、「モモ組」はグミと、色々化ケースがあるようです。

日本語に関するこの手の話は、そのうちに日本語の研究家が表れて、「平安時代にはこうであったが段々と変化してきて、」などと曰わって一件落着するのですが、今回はなかなか明快な回答が得られないまま議論が深まっている様子です。

とりあえずの予想は、たくさんある組を数える観点で1,2,3,と一緒に「組」を用いる場合は、あくまで数を修飾する副詞的に「組」を使うので、数字と「組」は結合していないためクミのままで、クラスを数えるというより呼称としてA,B,Cや「バラ」、「モモ」に組み合わされるときは合体して濁音になると言う説があるようです。

それでもうまく当てはまらないケースや、そもそも「A組」が「エークミ」か「エーグミ」か統一されているのかという疑問もあります。

一般に使われる言葉なら書物を調査して判断することも可能でしょうが、クラスの呼び方は学校制度が始まってから歴史は短いとしても、かえって記録に残っていないのかもしれません。

さてこの「組」騒動に、決定的な論客は現れるのでしょうか? 目が離せません!

東洋経済オンライン「ワンオペ事務職員が呆然「印刷ミスで大量廃紙」「備品壊す」教員の衝撃行動 ルールや期限にだらしなくコスト意識低い人も」

東洋経済オンラインに、公立学校の事務職員の教員に対するご意見が掲載されています。

時間やコスト意識が低い教員が多いというのが原因ですが、そのような教員に教育・指導されている生徒は先生の怠惰な態度に染まってしまうのではないでしょうか?

何も学校特に初等教育機関の教員が、時間にルーズなのは昭和の時代から延々続いている日本の伝統に近いものですから驚くことはありません。

そのような教育から育った大人の日本人が、そこそこのパフォーマンスを出しているとすれば、初等教育の教員がルーズであってもあまり影響がないのかもしれません。

しかし、学校と言っても教職員にとっては職場ですから、職場での倫理やマナー、規律といったものは職場の最低限のレベルは保っていただきたいもの。

「とんでも校則」を平気で制定・運用し続ける輩が教員の本質だとすれば、「自分に甘く、他人に厳しい」を地で行くと言えましょう。

確かに中には職場の改革に乗り出そうとする若い先生も要るのでしょうが、数年後には長いものに巻かれて腑抜けの殻になっているか、改善が進まない職場に耐えられなくなり、見切りをつけて転職しているのがオチです。

日本の国力やGDPが低下している事を嘆くだけでは何も改善せず、これだけ酷い職場が公然と旧態依然で取り残されているのは異常です。

いったい、文部科学省はどこにいるのでしょうか?

近年、不評が多かった役所が少しずつ近代化されて、「住民サービス」などという言葉も多く聞かれてくるようになりました。

しかし、小学校・中学校教育でサービスという概念が語られたことはないように思います。

小学校のIT教育が一向に進まない割にIT機器の補修費ばかり増えているとか、英語教育を小学校に導入したのに効果が見えてこないなど、改善する事が多すぎてどこから手を付けたらよいかわからない、まるでゴミ屋敷になっています。

やはり「国は人」、教育は何にも勝る投資です。(お金だけでなく)

小学校で投資の授業を始める暇があったら、まず小学校自体に適切な投資(お金だけでなく)をするべきだと思います。