生成AIは家庭教師

この歳(この歳ってどの歳だよ?)になっても、勉強しなければならないことは多いわけで、今はインターネットに教材は溢れていますから、昔のようにまず本屋に行って教本を探すなんてことはしない訳です。

YouTubeに行けば、無料教材がありとあらゆるテーマでありますから、自分の興味とレベルに合わせて選んでいれば大抵の科目については間に合うわけです。

ただ、学習をすれば当然疑問が湧いてくるものですから、その疑問を解決するためにまたインターネットを探し回らないといけなくなります。

そこで生成AIの登場です。

人間相手ならくだらない質問は憚られますし、何度も同じ質問をするわけにも行きません。

しかし、生成AIをならば根気よく、こちらのレベルに合わせて時には簡単で分かりやすく、時には詳細を徹底的に教えてくれます。

もちろん期待した説明を得るには適切に質問をする必要がありますが、適当に疑問をぶつけると、ご丁寧に勘違いしているだろうポイントも合わせて説明してくれます。

これは優秀な家庭教師です!

もちろんどんなテーマにも使える方法ではないかもしれませんし、時々「インターネットにいっぱい情報があるから、自分でで探してね!」みたいな対応をされることもありますが、時々周りにいる人におせっかいを焼いて、何でも教えてくれる教え魔みたいな人の代わりに十分なるでしょう。

まあこれは人間の家庭教師の場合でも同じですが、生成AIに質問を繰り返すとたいそう疲れます。

特に相手が人間のように疲れませんから、生成AIと同じペースでやり取りするとオーバーヒートするかもしれません。

それならばリベートの相手にも良いかもしれません。生成AIを論破する大会が開催されれば面白いかもしれません。

参加したくはありませんが、、、

Linuxデスクトップはいかがですか?

Windows10のサポート終了まで、残り4ヶ月に迫ってきました。

これを機会にパソコンを買い替えようという勢いはまだ見られませんが、直前になってくると果たしてWindows11のパソコンの相場が上がるのか下がるのか。関心を持って動向を探っている方も多いのではないでしょうか。

困ったことにこれは世界的に同時に起こる現象ですから、一度サプライチェーンが支障をきたすと世界中で大きな問題に発展しかねません。

これほどまでにパソコンが普及してしまった以上、パソコンなしで済ませる訳には行きませんが、いざとなったらマイクロソフトが何かいい代替案を出してくれるのではないかと、期待している人も多いかもしれません。

これは私も最近になって気づいたのですが、Windows10を入れ替えるであろうWindows11の将来性が盤石ではなく、ここにもAIの波が押し寄せる可能性があるのです。

どうもマイクロソフトは、Windows11と同時にそれを発展させたCopilot+PCという別のパソコン用OSを売り込もうとしているのです。

これがこれからのパソコンのOSでどのような立ち位置になるのか、未だに不明なところがありますが、Windows11の製品寿命が思ったより短くなる可能性があります。

現在Windows10のパソコンを使用しているユーザーは、かれこれ10年近く使用を続けている可能性が高く、次のWindows11にも同じぐらいの寿命を期待することと思いますが、Windows11とは別系列のOSが同じマイクロソフト製品として提供され始めているわけですから、パソコンOSが将来的にどの方向に進んでいくのか気になるところです。

下手をすれば3~5年ぐらいでパソコンOSの守勢が変わってしまうかもしれません。

個々までは前置きです。(長い!)

そこで先行きがよく分からないWindowsを置いておいて、とりあえず現在使用中のパソコンをLinuxに鞍替えしたらどうかというご提案です。

今やオープンソースは社会的評価も高く、安定性やセキュリティ上の問題もほとんどありません。

しかも無料!

あとはソフトウェアのサポート状況ですが、インターネットの閲覧や動画鑑賞、オフィスソフトの利用だけという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

それならばWindoesより逆にLinuxの方が、使用感やメインテナンスの手間、もちろん費用の面でも優れているのではないでしょうか?

今ならインストール方法はYouTubeでたくさん配信されていますし、生成AIに聞けば丁寧に手順を教えてくれます。

今あるパソコンの資産を活かして、しばらくパソコンの動向を見極めるまで、Linux環境に乗り換えるのは賢い選択かもしれません。

検索と生成AI

何十年も前から人口頭脳という言葉はありましたが、SFかどこかで研究しているのだろうと言う程度の理解でしたが、数年前から現実の世界に取り入れられるようになって、いわゆるコンピューター業界が揺らぎ始めました。

大学生がレポート制作に使うと、その破綻ない文章処理能力と自然な文体に、教員は生成AIが作ったかどうか判断できなくなりました。

これが詐欺に使われると、これまでは日本語の稚拙な文章ですぐに偽物と判断できたのですが、文章だけでは本物と見分けがつかなくなって厄介な問題になっています。

最初のうちはまだまだ回答にばらつきがあったり、間違ったことを主張してきたり、その完成度に疑問を持ってまだまだ実用化には程遠いなどという意見もありましたが、1週間経てば別の新しいモデルが供用されるぐらい急速に進歩してきており、人間が行ってきたかなりの能力を追い越すのは時間の問題というより、すでにかなりの部分で抜かされております。

とは言っても、生成AIのモデルはインターネット上に存在する情報をかき集めているわけですから、確かにその中には誤った情報もたくさんあって、それ故に生成AIが間違うことも当然と言えば当然なわけです。

でここから本題になるのですが、基本的にインターネット上に構築されたウェブサイトは、おそらく検索サイトから誘導されてブラウザーで人間が直接見るわけですが、生成AIは検索とサイト閲覧の工程をすっ飛ばして結果だけを人々に回答することになります。

これはこれからの動向に依るところですが、検索より生成AIによるインターネットの情報収集が大勢を占めるようになってくると、ウェブサイトの作り方も変わらざるを得なくなります。

以前なら検索サイトの上位に表示される秘訣(SEO)などが流行りましたが、生成AIの受けが良いサイトの作り方というのが必要になってくるでしょう。

そこで問題になるのは、広告をどうやって差し込むかということです。

そこにもはや広告を入れる余地がなければ、生成AIの使用料という形で徴収することが考えられますが、その場合はサイトの制作者はどうやって広告料を手に入れるのでしょう?

生成AIがインターネットビジネスの根底から変えてしまうかもしれません。

生成AIでなくなる職業

折につけてAIが話題になりますが、相変わらず日本ではまがい物扱いをされて、なかなか実業務での採用に至らないケースが多いようです。

「初物は信用ならん!」という老害があいも変わらずはびこっているようで、その有効性の検証や効果的な運用方法を考えるという取り組みをしないで、食わず嫌いのまま時代遅れになってしまう経営者が多いのでしょう。

まあ、日本国内だけならどこも真剣にAIを採用しないでしょうから、どんぐりの背比べで差がつかないように見えるのでしょうが、うさぎのように跳躍していく世界企業から見ればのろい亀であることには違いありません。

昔話ならうさぎは油断して休憩するのですが、最近のうさぎは休憩をする時もAIを動かし続けますから、差が広がるばかりです。

まあ、差が広がりすぎて見えなくなってしまえば、どれだけ遅れているのかさえ分からなくなりますから、これはほぼ「デジタル鎖国」と言えるでしょう。

最近までAIによって消えてしまう職業に、スーパーのレジ打ちやトラックの運転手などが挙げられていましたが、実際はAIによって高給取りのコンサルタントが真っ先に消えてしまうのは疑う余地もありません。

その次は、コンサルタントに自分の本来の仕事を任せていた社長でしょうか? コンサルタントも社長も人間である必要はありませんから。

会長は業界人との付き合いが必要ですから、人間でなければなりません。AIは飲み食いができませんから。

意外とスーパーのレジ打ちやトラックの運転手は、職業としてしぶとく残ってしまうような気がします。思ったより全て機械化するのにお金がかかりそうです。

それに比べてデシジョンメーキングなんてデジタルだけで完結します。

コンサルタントと社長がいなくなれば、企業としてもこれまで高い経費を払ってきましたから、一番経費削減には有効でしょう。

真っ先に抹殺されるのは、無駄に高い経費からということです。

コンサルタントと社長の皆様は、どうぞお気をつけて!

予約が必要というのなら

2025年大阪万博が開催されて異習慣もすぎると、いろいろと会場の不備について指摘が出てまいります。

その一つが「行列なしに見られる」と言いながらも予約なしでも見られますと宣伝するあたりが、「どっちやねん!」とツッコミを期待しているのではないかと思ってしまいます。

個人所有のスマホに頼った予約システムも中途半端な印象がありますが、予約すれば並ばなくてもスムーズに見て回れますというのなら、予約システムの完備と、予約したら必ず拝観できることをコミットしなければ意味がありません。

意気込みが足りない!

ところで予約すれば並ばなくても良いと豪語するなら、以下のようなシステムが用意されるべきでした。

  1. 入場券の予約するときに、希望をChatGPT的に入力する。
    • 万博で何がしたいか?
    • 1日でどれだけのパビリオンを見て回りたいか?
    • 1日の予算?
    • 同行メンバーとその属性?
  2. 入場券の予約と同時に以下の予約を完了する。
    • すべてのおすすめのパビリオンの予約と時間設定
    • それに合わせた昼食場所の予約やメニューの紹介
    • 各パビリオンを効率的に回るルートの案内
    • 現地での時間管理と実際のナビゲーション

予約すれば並ばないというからには、これぐらいできるシステムを用意するべきでしょう。何も未来ではなく、数年前から実用化されている技術を適当に組み合わせればできます。

このシステムが構築できないところに、日本企業の開発力の無さ、インターネットやクラウドシステムの技術力の無さがにじみ出ています。

今回の万博で非常に残念なところです。

日本のシステム開発技術が、USや中国に劣っているのが如実に現れていると思います。またとない機会である万博で、このような技術を紹介できないにも関わらず、「予約すれば、、、」というキャッチフレーズを不用意に出してしまうところに、日本の技術の危うさを感じます。

今回の万博は開催前のゴタゴタが多すぎて、開催さえできればそれでオッケーみたいな風潮が政治と行政に満ちあふれています。

お荷物の埋立地の利用方法が見つかったというので安堵したのかもしれませんが、開催するには万博としての体裁を整えてもらいたかったという印象を強く感じました。