Linuxデスクトップはいかがですか?

Windows10のサポート終了まで、残り4ヶ月に迫ってきました。

これを機会にパソコンを買い替えようという勢いはまだ見られませんが、直前になってくると果たしてWindows11のパソコンの相場が上がるのか下がるのか。関心を持って動向を探っている方も多いのではないでしょうか。

困ったことにこれは世界的に同時に起こる現象ですから、一度サプライチェーンが支障をきたすと世界中で大きな問題に発展しかねません。

これほどまでにパソコンが普及してしまった以上、パソコンなしで済ませる訳には行きませんが、いざとなったらマイクロソフトが何かいい代替案を出してくれるのではないかと、期待している人も多いかもしれません。

これは私も最近になって気づいたのですが、Windows10を入れ替えるであろうWindows11の将来性が盤石ではなく、ここにもAIの波が押し寄せる可能性があるのです。

どうもマイクロソフトは、Windows11と同時にそれを発展させたCopilot+PCという別のパソコン用OSを売り込もうとしているのです。

これがこれからのパソコンのOSでどのような立ち位置になるのか、未だに不明なところがありますが、Windows11の製品寿命が思ったより短くなる可能性があります。

現在Windows10のパソコンを使用しているユーザーは、かれこれ10年近く使用を続けている可能性が高く、次のWindows11にも同じぐらいの寿命を期待することと思いますが、Windows11とは別系列のOSが同じマイクロソフト製品として提供され始めているわけですから、パソコンOSが将来的にどの方向に進んでいくのか気になるところです。

下手をすれば3~5年ぐらいでパソコンOSの守勢が変わってしまうかもしれません。

個々までは前置きです。(長い!)

そこで先行きがよく分からないWindowsを置いておいて、とりあえず現在使用中のパソコンをLinuxに鞍替えしたらどうかというご提案です。

今やオープンソースは社会的評価も高く、安定性やセキュリティ上の問題もほとんどありません。

しかも無料!

あとはソフトウェアのサポート状況ですが、インターネットの閲覧や動画鑑賞、オフィスソフトの利用だけという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

それならばWindoesより逆にLinuxの方が、使用感やメインテナンスの手間、もちろん費用の面でも優れているのではないでしょうか?

今ならインストール方法はYouTubeでたくさん配信されていますし、生成AIに聞けば丁寧に手順を教えてくれます。

今あるパソコンの資産を活かして、しばらくパソコンの動向を見極めるまで、Linux環境に乗り換えるのは賢い選択かもしれません。

検索と生成AI

何十年も前から人口頭脳という言葉はありましたが、SFかどこかで研究しているのだろうと言う程度の理解でしたが、数年前から現実の世界に取り入れられるようになって、いわゆるコンピューター業界が揺らぎ始めました。

大学生がレポート制作に使うと、その破綻ない文章処理能力と自然な文体に、教員は生成AIが作ったかどうか判断できなくなりました。

これが詐欺に使われると、これまでは日本語の稚拙な文章ですぐに偽物と判断できたのですが、文章だけでは本物と見分けがつかなくなって厄介な問題になっています。

最初のうちはまだまだ回答にばらつきがあったり、間違ったことを主張してきたり、その完成度に疑問を持ってまだまだ実用化には程遠いなどという意見もありましたが、1週間経てば別の新しいモデルが供用されるぐらい急速に進歩してきており、人間が行ってきたかなりの能力を追い越すのは時間の問題というより、すでにかなりの部分で抜かされております。

とは言っても、生成AIのモデルはインターネット上に存在する情報をかき集めているわけですから、確かにその中には誤った情報もたくさんあって、それ故に生成AIが間違うことも当然と言えば当然なわけです。

でここから本題になるのですが、基本的にインターネット上に構築されたウェブサイトは、おそらく検索サイトから誘導されてブラウザーで人間が直接見るわけですが、生成AIは検索とサイト閲覧の工程をすっ飛ばして結果だけを人々に回答することになります。

これはこれからの動向に依るところですが、検索より生成AIによるインターネットの情報収集が大勢を占めるようになってくると、ウェブサイトの作り方も変わらざるを得なくなります。

以前なら検索サイトの上位に表示される秘訣(SEO)などが流行りましたが、生成AIの受けが良いサイトの作り方というのが必要になってくるでしょう。

そこで問題になるのは、広告をどうやって差し込むかということです。

そこにもはや広告を入れる余地がなければ、生成AIの使用料という形で徴収することが考えられますが、その場合はサイトの制作者はどうやって広告料を手に入れるのでしょう?

生成AIがインターネットビジネスの根底から変えてしまうかもしれません。