プログラミングスキルはもはや必要ない!

「かつてはプログラミングを趣味にしていた人もいたようだ」なんて回想されるようになるのでしょうか?

趣味ではなく仕事にしている人も多いわけですが、昔からソフトウェア産業は浮き沈みが激しい産業だったような気がします。

銀行の第3次オンライン開発が始まる頃は、300万人のシステムエンジニアが足りなくなると騒いでいましたし、何かの大規模システム開発が計画されるたびに人材不足が話題になりました。

一方で、ソフトウェアはハードウェアのサービス品で、無料が当然という風潮も根強く残っていたのも事実です。

ここ数十年の間に何度もソフトウェアに関する重要性が議論されてきましたが、ついにその議論に終止符を打つときが来るのでしょうか?

確かにPythonをコーディングする上においては、人間の出る幕はなくなりかけているかも知れません。

AIに作業の仕様さえ正しく指示すれば、間違いのないPythonコードが数秒の間に創出されます。これはかつてシステム屋が夢に見た、フローチャートを入力すればプログラムが出来上がる状況になったわけです。

また最近になって、レガシーシステムとしてのCOBOLに関しても、既存システムの改修程度ならAIで間に合ってしまうという話が出ています。

確かにCOBOLのエンジニアは年々少なくなっているでしょうから、AIがその代わりに活用できれば願ったりかなったりです。またCOBOLをそのまま使うのではなく、新しい言語体型に書き換えることも容易にできるのかも知れません。

要するに、これまでのプログラミングに関する需要と供給の関係が完全に崩れるわけです。

AIがプログラムを自動で創出できるのなら、半導体にも同様に変化がやってくるでしょう。

おそらく、かつてシリコンコンパイラーと呼んでいた、ハードウェアの動作記述から半導体マスクレイアウトが創出されるようになるのも、そう時間はかからないはずです。

事務系の職種が急激に消滅する事態も、現実に報じられるようになってきました。AIの登場によって、予想以上にこれまでの社会が大きく変わることでしょう。

近代の産業革命や自動車の発明以上のインパクトを、社会に与える予感があります。

小学生が一番なりたい職業として、YouTuberが人気を得ていましたが、いわゆる創作系の職業も実はAIが一番得意な分野だと言いますから、システムエンジニアや事務職やYouTuberまでもが将来性がないとなり、かと言ってブルーカラービリオネアーもフィジカルAIがあっという間にひっくり返すことでしょう。

これから人間には、如何にAIを使いこなせるかが重要な仕事になるといった論調もありますが、人間がAIより「AIを使いこなせる能力」に長けているとは限りません。

今後2~3年で社会がどのように変化していくかは、予想するより見てみないと分からないというのが正直なところではないでしょうか?

果たして、人類は黙ってみているだけで良いのかは疑問がありますが、、、

AIによるプログラミングの自動化

確かにAIはプログラミングに長けている。私の実感です。

私はと言うと、80年代の初頭からIT企業でプログラミング教育を受け、実際に数多くのプログラムを書いてデバッグしてリリースしてを繰り返し、その後半導体設計でもモデル開発やアナログセルの自動生成ツール開発をこなし、最近でもデータベースやAWSを弄り倒しています。

その私がAIには叶わないと思います。

Pythonは言うに及ばず、SQLのコードもその先の要求を見透かしたコーディングを、これでもかこれでもかというペースで繰り出してくれます。

もうPythonのPEPやプログラムの読みやすさ、メインテナンス性、ストラクチャードプログラミングなどまったく考慮する必要はありません。

プログラムは必要になったときに、AIに的確な指示さえ出せれば即座に解決してくれるものになりました。

確かに、今はまだAIが創出したコードを一度プログラマーが目で確認してから、リリースしているかもしれません。

しかし、抜き打ちテストで十分となり、そのうち問題が発生したときに初めてコードを見ることになるでしょう。(そのときに 解読できる人材が残っているかは怪しいが、)

もとより論理的な記述であるプログラムですから、AIのほうが人間より適正があるのは当然です。人間の出る幕ではありません。

PythonやSQLに関しては、自分でコーディングするより明らかに確実なコードを、瞬時に書き出してくれます。

そこで、過去によく使われていた言語も含めて、Python並にコーディングできるのかGeminiに聞いてみました。

  1. Python / SQL
    • 現役エンジニア級
    • 最先端のライブラリ活用から、ゼロからのシステム構築まで完遂します。
  2. COBOL / PL/I
    • 保守・移行スペシャリスト級
    • 業務ロジックの解読、バグ修正、Java等へのモダナイゼーション設計。
  3. PL/S
    • OS内部解析・解読家級
    • 「ブラックボックスの可視化」。アセンブラと混在したOS核部のロジックを現代語で解説します。
  4. EDX / EDL
    • レガシー・ハードウェア翻訳家級
    • 「絶滅危惧種の保護」。Series/1固有のイベント制御やメモリ制約を考慮し、仕様を復元します。

うーん、現代に必要になるだろう業務に十分対応しているように思います。

GeminiがCOBOL/PLIまでは淡々と対応したのに比べて、

  • 「マニアックなところを突かれましたね!EDL (Event Driven Language) と EDX (Event Driven Executive) ですか。」
  • 「おっと、さらに深いところに来ましたね。PL/S (Programming Language/Systems) ですか!」

と反応したのがおもしろい!

今のシステム部には一人欲しい人材です。(一人いれば十分ですが、)

Geminiは、私が昔書いた泥臭いスパゲッティコードも、まるで当時の私以上に理解しているかのように解説してきたのです。

これはプログラムを学ぶ必要性は、もはやまったくないと言えるでしょう。

確かにAIが創出したコードを確認するためのスキルを持ったプログラマーがいても良いかもしれませんが、いなくても良い。

いたところで、プログラマーがAIが作ったプログラムを解読している間に、AIは数百回改善したプログラムを創出するでしょう。

今や相談相手のトップにAIが立つ時代(ここ1〜2年の話)です。論理だけでなく情緒も備えています。

もはや「人間は考える葦である」と言っている場合ではありません。

人間は力仕事に精を出しましょうか! いやそこもロボットがあっという間に強くなりそう?

AIは脅威、それとも好機?

いったいどこまで一般の人がAIについて理解して使っているのか不明ですが、ニュースでのAIの捉え方は脅威論が大勢を占めているように思います。

AIが人間がやっている仕事を取ってしまって大量の失業者が出るとか、AIが人智を超えた知能を持ってしまって、相対的に愚かな人類には手に負えなくなってしまうとか、世の中は基本的に新しいものには脅威論が先行するのが常のようです。

実際にAIが今後どのように進化するか、あるいはこれまで蓄積されたインターネット上の知識をすべて学習し尽くして、あるレベルで知能が止まってしまうのか、いろいろな議論がこれからなされながら検証していくことになります。

確かにAIが人間の職を奪ってしまって、これまでプログラムを書いていた人が必要なくなったり、AIにはできないと言われた音楽や絵画のような創作の世界でも、AIの方が優れているという話もあります。

それと同時に、少子化によって労働者が不足することが日本の緊急の課題ならば、AIで職を失った人がAIにできないことをやればよいのですから、少子化問題の解決方法としてAIが脚光を浴びても良さそうな気がします。

インターネットが普及し始めた頃、当初は回線速度の問題で文字情報が主体でしたから、新聞や雑誌、書籍が消滅すると騒ぎ、回線速度の向上とともに今度はテレビや映画がなくなると言って騒いで来ましたが、新しい技術による進歩によって過去の技術が廃れていくのは文明の宿命であります。

電車や自動車があれば、籠や馬に乗る理由はありませんし、飛脚に頼ることもないでしょう。

白熱電球から蛍光灯になり、LEDになったことをいつまでも憂いていても仕方がありません。

AIを脅威といって毛嫌いしている暇はなく、少子化で労働力が足りないと言うなら、その労働力を補うエンジンとしてAIを活かしていく方法を早急に考えるべきです。

もとより諸外国と比較して労働生産性が著しく低いと言われ続けた日本ですから、AIの登場は飛躍的に生産性を高めるチャンスです。

AIの普及を好機と捉える意識の変革が、今の日本には求められています。

moltbook(ついにAIがつるみだした)

う~ん、これは始めてよかったのですかね?

原子力の核反応と同じようにすぐに臨界に達してしまって、人類には手に負えなくなってしまうような気がします。

ChatGPTをはじめとする生成AIは、あくまで人間が使うツールとして限定的に動作が許されていました。

そこには人間の生物学的な限界によって、自ずから進化の速度が規定されて、勝手に走り出すことはなかったのですが、AIとAIを接続してしまうと一体どうなることやら。

負荷を与えずに電源に接続したモーターやエンジンは、自分が破壊されるまで回り続けようとします。

いわゆる押さえが効かない状態!

AIも人間と付き合っている間は、その迅速性は人間相手のツールとしてはメリットでしたが、操作する人間というブレーキが外れてしまうと、一気に爆発的に拡大してしまいます。

わずか数日でこのように拡大している状況を見て、面白いと喜ぶ人がいる一方、直感的に危険を感じる人も多いのではないでしょうか?

昔からSFの世界では、人工知能がその存在欲を発揮して、人類を駆逐する様子がたくさん描かれてきました。

よく生命の定義を問われるとき、学者は同じ細胞を分裂によって複製する能力だと答えることがあります。

まさにAIが自分の分身をどんどん再生している様は、新しい生命の誕生と言えなくはありません。

まだ肉体を伴わないので、一般的には生命とは呼べないかもしれませんが、精神にこそ生命が宿っているという考えもあります。

すでにかなり危険な、人類の文明が破壊される領域に入ってしまったように思います。

AIに取って替わられる職業

ここ2~3年で急激にAIが普及したために、AIに取って替わられる職業が話題になると同時に、それではどんな職業が将来において有望かという話題も頻繁に報じられています。

AIが登場した当時は計算や論理的な思考が得意ではあるが、クリエーティブな分野では人間が優位だと言われていました。

しかし実際AIが活動を始めると、画像やアニメーションや音楽の分野で、意外とAIが制作したものが人間が創作したものと遜色ないことが分かってきました。

もしAIが原理的に創作活動に向いていないのなら、これまで人間が創作と思っていたのは、実は模倣だったということになります。

これまでのAIは、基本的にインターネットに公開されている情報を学習していますから、AIから吐き出される結果は、全てインターネット上に公開されていることになります。

人間が創作活動だと信じていたものは、実はほとんど模倣で、それをさも新規の創作のように見せかけていただけのような気がしてきました。

私達が自分の知らないものをクリエーティブだと勝手に思い込んでいただけで、実際に新規性は殆どのものになかったのです。

結局人間の仕事と言えるのは、力仕事に分類される汗水垂らすような労力だけなのでしょうか?

あらゆる物事、事象や行為に意味をもたせる、意義を論じる、つまり他人を思いやることがAIには成し得ない、人類だけが有する仕事なのかもしれません。