実質月額の計算は難しい

ここ数年で、以前はブロードバンドの主流であったADSLの撤退が進んでおり、ADSLからのインターネット回線の乗り換えを検討している方も多いかと思います。

数年前までは、光回線への転換の勧誘が頻繁に行われていましたから、その時にすでに光回線に移っている方も多いかと思います。

私の場合は、ADSLの廃止が比較的早かったこともあって、つなぎとしてちょうど1年間無料キャンペーンをやっていた楽天モバイルに乗り換え、無料期間が終わってからも継続しておりました。

当初から楽天モバイルの電波が届きにくい地域で、1~2年の内には電波も強くなてくると期待していたのですが、この2年間で増強されることはありませんでした。

そこで乗り換えようと探したところWiMAXが候補に挙がったのですが、費用がいったいいくらなのか非常に分かりにくい!

それぞれのサイトや比較サイトを見ると、実質月額いくらと書かれているのですが、キャッシュバックや端末費用などが込みになっていたりなっていなかったりして、結構計算間違えが多いです。

かと思えば、最初の1~2ヶ月だけ特別に割引された最低料金を、さもそれがずっと続く料金のように見せかけているプロバイダーも多いです。これだけ不当に安く見せるプロバイダーにあっさり引っかかる人なら、そのまま解約するまで本当に払っていた料金を知らないかもしれません。

それから期間限定のキャンペーンがについて情報が古いものもあり、比較サイトでおおよその金額をつかんだら、プロバイダーのサイトに行って自分で計算して月額を出す必要がありそうです。

「そんなのは面倒だから、比較された中で一番安いところを選べばいいや」という方が多いかもしれません。

自分で計算してもそれほど大きく比較サイトと金額が変わる訳ではありません。せいぜい2~3年の月額で300~500円の違いです。まあ気にするか気にしないかは本人次第ということで。

これからしばらくは実質月額の計算が続きそうです。

ドメスティックインターネットはどうでしょう?

今、自宅のインターネットが遅いのでホームWiFiルーターを試しているのですが、何故かあるパソコンだけそのルーターを通すとIPv4アドレスにアクセスできないトラブルで困っています。

GoogleやYouTubeのようなグローバルサービスをしているサイトは、すでにIPv6になっているのでアクセス可能なのですが、その他のサイト、例えば朝日新聞やBBCなどはIPv4なのでアクセスできなくなっています。

インターネットのサイトをいろいろ調べても、なかなか解決方法が見つからないのですが、その時にふと、IPv4はこのままでも良いのではないかと思いました。

IoTが提唱されたのは2000年頃でしょうか? 

まだ日本ではそれほどインターネットが知れ渡る前で、かろうじてインターネットを携帯電話の固定したサイトがインターネットを間借りしているような時代でした。

その後、本格的にインターネットが普及するとIPアドレスの数が将来足らなくなるということで、IPv4を拡張したIPv6というアドレッシング方式が採用されて、今も移行が進んでいるところです。

しかし、日本国内のサイトはほとんどがまだIPv4ですし、近々変更する気配もあまり感じません。(私だけ?)

ところで、IoTで世の中のものすべてをインターネットに繋いだら、生活が今より豊かになるのでしょうか?

例えば買い物に行った時に自宅の冷蔵庫の内容が分かれば便利かもしれませんが、それなら出かける前に確認すればよいのであって、あるいは出先からインターネットで冷蔵庫を覗いて買い物を決めるほど几帳面な人なら自分の頭で覚えているでしょう。

また、自分の冷蔵庫ならまだ興味がありますが、カリフォルニアに住んでいるボブさんの冷蔵庫の中身には興味ありません。インターネット上で個別にIPアドレスを振って、世界中の人からアクセス可能にするアドレス空間が必要でしょうか?

先日、電動工具の話を投稿した時に、最近USのHome Depotではどのような電動工具を売っているのか気になってインターネットのサイトを開こうとしたのですが、日本からはアクセスできないようになっていました。

日本から注文することができないのですから、日本人にアクセスさせる必要はありません。

IPv6とIPv4を使い分けるとか、国内はプライベートネットワークにしてしまうとか、方法はいろいろあるでしょうが、アクセスできる地域を制限することによるメリットも多いのではないでしょうか?

海外からのハッキングもなくなりますし、IPアドレスの枯渇についての対策にもなるでしょう。

そもそもIoT(Internet of Things)って意味あります?