決済方法の淘汰が始まる!

三井住友カードとPayPayが提携したり、交通系ICカードの分野にクレジットカードが進出したり、技術が進歩しているのか劣化しているのか分からない、あるいは改善だか改悪だかわからない状態が続いております。

現在関西では鉄道に一部のクレジットカードを使って乗車すると、一定の金額までは3割引のキャンペーン中です。いつもにも増して、改札付近でクレジットカード対応の改札機を探してウロウロする人が多いなと思っておりました。

若干改札機の動作が遅い気がするのと、財布からクレジットカードを取り出す手間がかかりますから、利便性だけで考えるとチャージの手間があったとしても、これまでの交通系ICカードに分があるように思われます。

インバウンド客にはクレジットカードがそのまま使える利点がありますが、日本人はキャンペーン中だけの利用に留まるのではないでしょうか?

今日、QRコード決済を廃止する店舗が出ているというニュースがありましたが、QRコードも操作が面倒で、忙しいレジで別に店舗ごとのポイントカードも取り出さなければならない場合など、手が足りないと思うこともしばしばです。

最近は何でもスマホアプリに頼る傾向があり、店舗での注文や万博のパビリオン予約など、少し行き過ぎのきらいがあるように思います。

キャッシュレスを推進する政府の要請もあり、あるr程度のキャッシュレス化が浸透してきたそうですが、その内訳はほとんどクレジットカードが占めているらしいですから、さまざまな技術が登場している割には、それほど大きく変化している訳ではなさそうです。

このような場合、すぐにAIが解決してくれることを期待してしまいますが、それはそれで簡単な話では終わりそうもありません。

技術の沼に落ちないように、注意しながら動向を追いかけるしかありません。

新聞ニュースの退化

いつの頃でしょうか? 新聞のニュースの見出しが正しく意味を伝えなくなり始めたのは。

私の記憶では、80年代中頃だったような気がします。ちょうど新聞写植がコンピューター化され始めた頃です。

当時、新聞記事の読み方は、ざっとニュースの見出しだけを眺めて、注意を引いた記事だけじっくり読むことが当たり前のことのように言われていました。

ところがどうもニュースの見出しを見ただけでは、ニュースの内容が正しく読み取れないことが多くなったのです。

それまでなら見出しに興味を持って記事の本文を読み進めても、見出しと意味が違っているようなことはなかったのですが、80年代から見出しと記事が一致しないことが増えてきました。

この傾向は最近になっても変わっていません。わざと意外な見出しを付けて、記事に引き込もうとしているのかと思うほどです。

ニュースの見出し・タイトルは、一瞬でその記事の意味や概要を把握できるようになっているべきだと思うのですが、かなりの確率で記事の意図と違う意味に取れるような見出しになっていることが少なくありません。

どのような意図があってそのような見出しになるのか不明ですが、その頃から新聞の購読が減少していたのと全く関係がないとは言い切れないような気がします。

つまり新聞記事の信憑性に、購読者が疑問を抱き始めたのではないでしょうか?

新聞記事のタイトルが過激で、ぎょっとして記事を読み進めたら、大したことが書かれていないことがよくあります。

週刊誌と同じ手法だといえばそのとおりですが、新聞ならそのような手段を取らずにまともにニュースを伝えて欲しいものです。

インターネットが新聞の購読が減少した主な原因とされていて、それはその通りなのでしょうが、新聞自体の劣化も原因の一つではないかと思います。