熊の習性を知らない

秋田県と北海道で頻繁に人家を襲う熊。

今年の山での樹の実が凶作だということが、人家に熊が下りてくる理由とされています。

特定の熊が人間の食べ物の味を覚えて、人間を襲うことを覚えてしまったのだとしたら、やはりその特定の味を覚えた熊は殺処分にしなければならないでしょう。

しかし、最初に食べ物の味を覚えさせたのは人間ですから、そこを絶たねければ冬眠するほど寒くなるまでこの被害は続くでしょう。

あるいは最近の温暖化に伴ってそれほど深い冬眠をしなくなった野生動物がいるそうですから、冬になっても熊の被害は続く可能性もあります。

USの国立公園、例えばヨセミテ国立公園に行きますと、とにかく熊が一旦味を覚えたら繰り返し襲うのが習性なので、絶対に公園内に駐車する車の中には食べ物、飲み物を一切残さないように注意されます。

車をいくら施錠したとしても、匂いがしたものなら熊は何が何でも車を破壊してまで中に入り匂いの先のものを食べるそうで、実際に過去に被害にあった動画をホテルの部屋などで観られるようになっています。

またホテルにチェックインするときには、車に食べ物を放置していないことを念押しされ、さらに宣言書にサインをさせられます。

秋田県では畑を荒らされていることから、食べ物を屋外に放置することはどうしようもありませんが、山に入った人が残したおにぎりやピザを食べた熊が、人を襲うようになることは避けたいものです。

北海道の観光道路では、どう見ても車から餌をやっているようにしか見えない動画もありますから、サファリパークと一緒に考えてはいけません。

熊が食べられるようなものを熊の生息地から排除したり、危険な山への一切の立ち入りを禁止するなど、徹底的な対策が必要なのではないでしょうか?

20代には通じないIT用語

「20代には通じない『パソコン・IT用語』死語ランキング」なるものが発表されたらしいですが、なんと1位は「フロッピーディスク」だったそうです。

大差をつけて一位だったそうですが、ディスケットなら知っているなんてことはないでしょうね。(ない、ない!)

80年代からパソコンが普及し始めて、現在までの間に様々な技術が登場しては、後から新しい技術に置き換えられることを繰り返しましたから、今となっては懐かしかったり忘れ去ってしまった技術もたくさんあるでしょう。

フロッピーディスクにしても、初期のパソコンはメモリー容量が貧弱だったために、フロッピーディスクが主記憶装置みたいなものだったので、データだけでなくOSやプログラムもフロッピーディスクに入れていましたから、当時は誰でも大事に保管していたものです。

今でもたまに研究所などで、装置の起動ディスクに5インチのフロッピーが使われていたりして、起動できなくなったときに原因を調べたら、フロッピーディスクがすり減って磁気面が透けて見えるほどになっていたという話もあります。(経験者)

いわゆるメディアというのは普遍的なものが望ましいわけですが、実際は技術の進歩によって真っ先に作り変えられる運命にあります。

VHSやベータのビデオテープに記録していたものが、暫く経つうちにビデオデッキの生産が終了していて、再生すらできない状況になってしまった方も多いのではないでしょうか?

最近になってやっとDVDに焼き直して観てみたら、画質が悪すぎて見るに耐えなかったということもあります。

昔のカセットテープや写真フィルムも、大事にしまっておいても再生できませんし、無理やりデジタイズをしても結局見なかったりします。

フロッピーディスクのように現行技術もいずれ捨てられ忘れられるでしょう。

時の移り変わりとはなんと無情なことなのでしょう!