最近は風呂に毎日入らないらしい

最近、風呂の設備がない賃貸住宅物件に人気があるらしいです。

テレビ番組で特集を組んでいるほどですから、かなり浸透しているのかも知れません。

嘘か本当かは知りませんが、そもそも風呂に毎日入るという習慣がなくなってきているということらしいです。

なるほど、最近通勤時間の電車に乗っていると、以前に比べて清潔感がない人を時々見かけますが、そういうことだったのかと納得です。

そう言えば、最近朝シャンが話題になることがありません。物事は極端から極端に飛ぶことが多いですから、朝シャンからノーシャンに変化したのでしょう。

お決まりの落語の一節を思い出しました。

「おい、おまはんも嫁さんもらうんやったら身ぎれいにせなあかんで。ちゃんと風呂に入っとるんかいな?」

「失礼なこと言いますな! ちゃんと2回入ってまんがな。」

「おー偉いな、朝晩2回入ってるか?」

「いやっ、盆と正月!」

日本人が毎日風呂にはいるようになったのは、昭和40年代に入ってからでしょうか? 風呂はない住宅もまだ多かったですから、街なかに風呂屋が必ずありました。

昭和40年代はまだシャンプーが粉末だった頃です。大阪万博の頃から急激に生活が近代化された記憶があります。シャンプーやその他の衛生用品のCMが急激に増えた頃です。

ここに来てまた風呂の普及率が下がり始めたのは驚きですが、給与が上がらない、物価が上昇するなどの影響で生活レベルが下がれば、風呂のあるなしに影響するのは当然かも知れません。

このまま昭和の頃のレベルまで、生活レベルが落ちていってしまうのでしょうか?

街角のインタビューでは、お風呂に入るとスマホができないというのが理由だったりすると、スマホが日常生活を妨げるまでに蔓延ってしまったと言えるでしょう。

最近は情報を一日中浴びすぎて、脳が麻痺をしてきているという説もありますから、いずれ大きな問題になってくるでしょう。

風呂不要論も少子化も低所得化も全てスマホが原因だったとしたら、かなり恐ろしい社会問題と言えるでしょう。

とにかく、電車が臭くて一年中窓を開け放って疾走する事にならないことを祈ります。

転職すれば賃金が上がるか?

日本人の賃金が上がらないのは、年功序列で定年まで同じ会社に居座り続ける事が原因だと言われています。

定年までいればそれなりの退職金化年金が保証されているので、途中でスキルを磨き直して転職するような、面倒なことをしなくても生活していけるところに問題があるという理屈です。

そこで転職市場をもっと活発にしようとか、定年を45歳にしようとかいろいろ論じるのですが、どれも付け焼き刃的な思いつきを並べただけのように見えます。

日本人の賃金が上がらないのは日本の企業の業績が上がらないからで、転職とは何の関係もありません。

企業の業績を上げるために、必要な人材がどこかに滞っていて回って来ないのなら、転職市場の拡大は急務かもしれませんが、リスキリングや学び直しが同様に必要だというのなら、そんな都合の良い人が転職市場に余っているわけではありません。

根本は時代の要求に答えていない、学校の教育や社内人材開発の問題と言えるのではないでしょうか?

また、転職と言うと従業員に問題があるように思えますが、企業経営者が正しく経営しているかと言えば、かなり昔から怪しいところが多々あります。転職の中には社長を始めあらゆる階層の再教育を兼ねた仕組みがなければならないような気がします。

転職市場を充実すれば、日本の企業経営が立ち直るのか? 日本企業はそれほど社内に人材がいなくて、どこか特定の企業が抱え込んでいるのか? 転職市場には優秀な人材だけが登録されていると期待しているのか?

なんだか、下手な経営をごまかすための言い訳に見えてきました。

今でも活力があって成長を続ける企業なら、転職市場に頼らなくても優秀な人材が集まってくるでしょう。

別に海外から採用しても構わないのですから、国内の転職市場をとやかく言っている時点でその企業は終わっています。

ぜひ労働者も経営者も、自由に羽ばたいていただきたいと思います。

チョコまみれ

今、不二家の「チョコまみれ」にハマっています。

なんのことはないカントリーマアムのチョコレート増量版です。どうもチョコレートを2倍にしたらしいのですが、その結果絶妙な味わいのバランスになっていてクセになります。

チョコレート菓子には昔から色々議論がありまして、明治の「たけのこの里」と「きのこの山」のどちらがチョコが多いだの、ロッテでは「コアラのマーチ」と「パイの実」がどっちだの、グリコのポッキーはどれが良いだの、チョコレート菓子には常にいろいろな論争が沸き起こって参りました。

要するに、クッキーやビスケットに対するチョコレートの割合の黄金比はいくつなのかということですが、これが人の好みや趣向によって様々な意見があるので結論がなかなか出ないのです。

アメリカのウォールマートにSam’s Choiceという一種のブランドがあるのですが、その中にチョコレート量を増やしたチョコチップクッキーがありました。

そのパッケージの製品説明に、チョコチップクッキーにはチョコレートの含有比率の限界があると書かれていました。

オーブンで焼くと固まる小麦粉と、オーブンで熱せられると溶けてしまうチョコレートの比率を間違えると、焼き上がったときに形にならずに流れてしまう、だからチョコレートの含有量には限界があるということでした。

確か60%ぐらいがチョコレート量の限界で、それを超えるとクッキーにならないので、Sam’s Choiceはその限界ギリギリを狙って製造されているということでした。

確かに室温ではソフトクッキーのように柔らかく、しかしチョコレートリッチでとても美味しかったことを覚えています。

チョコまみれは、クッキーにした後から外にもチョコレートがコーティングされていて、純粋にチョコチップクッキーとしてのチョコレート含有量は低いかも知れません。

しかし、食べた感覚ではかなりチョコレート感があって、チョコレート好きには満足できる製品になっていると思います。

「チョコレート好きならチョコレートをそのまま食べたら良いやん」とおっしゃるかも知れませんが、それとはまた違った味わいと食感がたまらないのです。

チョコレート菓子の奥深さは深淵の如し!

ゴミくまと道路ぐま

北海道の自動車道でヒグマが出没して危険とのこと。

いろいろなところで出没情報があって、特定の場所を避ければ済むというわけには行かないようです。

ニュースで流れていた映像を見ると、いかにも通りがかった車の窓に食べ物をねだっているように見えます。

USのヨセミテ国立公園は美しい自然が人気の観光地ですが、公園の中にはそこら中に熊や野生動物に餌をやることを厳重に禁じる立て札があります。

特に公園内のホテルの駐車場には、車内に食べ物を放置したままチェックインすると、夜中に車をこじ開けられて散々な目に合うぞという警告が、掲示板やパンフレットに書かれています。

一度味をしめた野生動物は繰り返し同じことをやりますから、とにかく一度でも車を荒らす熊が発生したら、しばらくはホテルに駐車さえもできなくなってしまいます。

以前、軽井沢の別荘地でゴミくまが話題になったことがありました。外に放置したゴミ箱を夜の間に熊があさり、一度味をしめると何度もやってくるということでした。

北海道のヒグマも、おそらくかつて通りがかった車から餌をもらったのでしょう。そのクマが死ぬまで、車に餌をねだり続けるのでしょう。

北海道に限らず日本中で野生動物が道路や住宅地に出没することが増えています。その原因として安易に餌を与えたり、生ゴミを外においていたりする人間の行為が仇になっていることが多いと思います。

私達も動物保護、動物愛護の意味を理解した上で考えて行動し、動物と人間が互いに不幸にならないようにしなければなりません。

45歳定年制に賛成が30%だと?

まあアンケートでは大企業の100人に聞いただけのようですから、データとしての信頼性はかなり偏ったものと思われます。

サントリーの社長が45歳定年制を唱えたのに反応したアンケートなのでしょうが、現実感のない人にアンケートを取ってみたところで現実的な答えは帰ってきません。

実際に45歳で会社をやめて、その後どうなったかを語る人たちの意見を参考にするべきでしょう。

サントリーの社長にしても、点々とうまく社長業を渡り歩いた人ですから、その経験を元に理想を語られても現実感があまりない。(ただし一人の人生経験として本にまとめるのはありでしょう。)

45歳定年制に呑気に賛成票を入れる人は、45歳以降も今よりもっと充実して幸せな生活があって、それを自由に切り開いて行けると思い込んでいるのでしょう。

実際は45歳以降収入は半分以下に下がるは、今より立場は弱くなるは、将来の生活の安定性はないは、老後の心配もあるはとなる可能性が少なからずあると予想すれば、安易に賛成することはできません。

そもそも45歳で再就職や脱サラができる人は、制度として定年制がなくても勝手にサラリーマン生活から飛び出すでしょうから、45歳まで企業のぬるま湯につかっている時点で詰んでいます。

社長が高給取りで仕事をしない年配者を合法的に辞めさせる手段として、早い時期の定年制を考えるのは当然です。

しかし、従業員の立場では、45歳定年制は単に今までより早くはしごを外されるだけです。社内でやる気がある人は、はしごを外される時にはもっと上に登っていることでしょう。

定年制に賛成か反対かが重要ではなく、一生涯学びを継続することが一番大切だと思います。