率先して動く社員は良いか悪いか

よく会社内で、指示を出さなくても率先して動く社員を良しとする場合と、勝手に動くなという場合があって戸惑うことがあります。

表向きは指示なしで動ける社員を重宝すると言っておきながら、実際にやってみると勝手なことをするなと怒られることもあるのではないでしょうか?

会社の上司というものは勝手なもので、ほとんど合理的な理由や統一された方針がないことが多いです。

ですから気を利かしたつもりが、ほとんどケースで評価されないか、余計なこととマイナス評価になってしまうことも多いと思います。

また会社は、個人的にスキルを向上させる努力を惜しむなと言って熟年社員を独立させようとしますが、入社して数年の若手が同じことをするとやれ最近の若者は忍耐がないだのと勝手なことを宣います。

要するに会社の思いどおりにしているとろくなことがないので、一旦社員になったとしても会社のために一生を捧げるなどと考えずに、自分の人生を真剣に考えるのが賢明ということでしょう。

まあこのような状況も、社会の仕組みが大きく変わることがあればまた変化しますし、あまり定石や常識が通用しないと言っても良いでしょう。

今は転職サイトのCMが大量に流れて、転職で運命を切り開くのが当たり前と考えられている時代ですから、学歴で勝負が終わった時代よりも経歴を磨き続けることができるので、それが良いか悪いかはその人次第でしょうか。

いつの世も行きていくことは大変つらいことには変わりません。

2025年大阪万博水ぶくれ予算

2025年の大阪万博建設費用が、2度の増額にも関わらずまだ追加の費用がかかるとされています。

木製のループや日本館の建設費用など、これまでの会場整備費以外での巨額な建設費が取り沙汰されています。

このような問題に対して首相が説明をするのはいいのですが、本来万博相が説明するべきであり、責任者不在というのが明白になっています。

木製ループや日本館の建設費用がいくら掛かろうが、予算を握った人が決断すれば予算をオーバーする責任も同時にとれますが、好き勝手に外野が予算を請求するものですから、責任なないままに建設費が膨れ上がっています。

そもそも予算を管理している部署はどこなのかがはっきりしません。万博相を設置したのですから権限と責任を移譲するべきで、いちいち首相が弁解することではないような気がします。

350億円の木製ループも一体誰がデザインして誰が設計したのでしょうか?

当然設計で建設費も考慮するでしょうから、そこの責任者もはっきりさせるべきでしょう。予算拡大を云々語るのはその後です。

建設費や完成時期について問題が山積していますが、そもそも万博の開催意義がj国民に共有されていません。

1970年の大阪万博のときには、開催の2~3年前から街中にポスターが貼られ、あらゆる刊行物に「大阪万博を成功させよう!」という標語が印刷されていました。

それに比べて今回の万博は、東京オリンピックのこともありますから、なんとなく交付金や裏金目立ての取引のために、開催意義や動員数を無視して開催さえしてしまえば全て良し的な、やましい裏取引が横行してとしか思えません。

万博の会期が終わってから不正を取り締まるのではなく、今のうちに黒い影を取り除いて、健全な万博を目指してもらいたいものです。