AIが置き換えるには社外取締役だけか?

またAIがの話題になりますが、考えてみれば世間のニュースでAIが登場するのは事態の重要さに比較して少なすぎると思います。

なんたってあと数年か数十年で、AIが人類の英知を超えるかもしれないと言われているのですから、宇宙人が攻めてきたのと同じぐらいの大騒ぎになっていてもいいのではないかと思います。

どうして大騒ぎをしないか?

おそらくAIにすでにを人類がコントロールできるものと思いこんでいるか、どこかの賢い人がAIを飼いならしてくれるとでも思っているのでしょう。

ライオンは飼いならせても、知能に関してはそううまくは行きません。

これまで人類はすべての動植物を飼いならして、いかにライオンやクマが力強くても、人類が発明した道具を駆使して駆逐してきました。

しかし、知恵に関しては対抗する道具、武器がないのです。

AIと知恵比べで勝つことができないのです。

それは将棋のように厳格なルールを設けてAIが不利なように仕向ければ勝てる可能性はありますが、そもそもAIとの知恵比べはもう戦争ですから、あまりルールに頼って勝ちに導くのは現実的ではありません。

最近、2038年にAIが人類の知恵を超えるとか予想されていますが、実際は50%〜60%ぐらいの人類はすでにAIの知恵に届いていないのではないかと感じます。

今回のニュースでは、企業のCEOが社外取締役をAIで置き換えようとしているのですが、それが成功すれば今度は株主がCEOをAIでですげ替えることでしょう。

そもそも、人間の欲やコネを中心に考える不合理な人類が、理詰めのAIにに勝てるわけがないのです。

次期総理大臣候補が、GeminiとChatGPTだったらあなたはどちらに投票しますか?

いやっ、投票するのは他のAIたちで、私達人類は既に投票権を失っているでしょう。

そろそろ真剣にAIの開発を規制する方法を、考えなければならない時期が来ていると思います。

Google AI検索のインパクト

最近インターネットで検索をすると、結果をまとめた文章が最初に表示されて、それを見るだけで期待した情報が網羅されていて事が済んでしまうことが多くなりました。

これまでなら、その後リストされた各サイトの中からそれらしいサイトを選び出し、順番にアクセスしていく必要がありましたから手間が省けます。

検索するのは必要な情報を知りたいからですから、用が済めばそれ以上サイトをめぐる理由はありません。

インターネットの利用がさらに便利になるので喜んでいいところですが、どうもサイトを運営している人からすればたまったものではないらしいです。

テレビ、新聞などの既存メディアを打ち負かしつつあるインターネットですが、お金儲けの仕組みはこれまでの媒体と同じ広告収入が主なわけです。ですからまずサイトのヒット数を稼いでその勢いで広告もクリックしてもらわなければお金になりません。

そこをAIが要約した文章を提供してサイトを訪問する人がいなくなれば、AIによる情報のタダ取りを指を加えて眺めているだけになってしまいます。

これはビジネスモデルの崩壊です。

だいたい傾向として、インターネットのサイトはただでさえ内容の薄い情報を、冗長に書いて量を膨らまそうとしますから、AIが要約したものが好まれるのも致し方がないところです。

またサイトの見栄えやSEOに工夫することが流行った時期もありましたが、そんなものにも価値がまったくなくなります。

AIに読み取られないようにパスワードで武装した会員制のサイトとか、会員だけに有料で情報を配信するようなサイト設計が必要になってしまうのでしょうか?

同じ広告が主体と言っても、新聞や雑誌は購入するというハードルがありますから、インターネットに公開している情報よりはAIに侵食されにくいかもしれませrん。

AIによって変わる世界がまた一つ増えてしまいました。