EV(電気自動車)の火災

オランダの公海上で自動車運搬船が火災を起こしたというニュース。

少し前には千葉県で輸入車のディーラーでEVが数台焼失したというニュースもありましたから、電気自動車の安全性について不安に思う人も多いのではないでしょうか?

アウディはこれまでも数回のEV車の火災対策を施していて、これでもか、これでもかと対策を講じてきたのですが、それでもまだ火災を起こす危険性が残されているのでしょう。

思い出してみれば、リチウムイオン電池が普及し始めた90年代に、数多くの携帯電話やMP3プレーヤーなどが火を噴く事故が相次いだことがありましたが、EV車になって電池の規模が大きくなったために、甚大な被害が発生するようになってきました。

電動アシスト自転車でさえ燃えさかると手を付けられなくなり、しかも水をかけて温度を下げる消火方法が有効でないため、燃え尽きるまで手の施しようがないということを、改めて気付かされました。

住宅の駐車場に停めたEV車が燃えだすと、すぐ横にある建物にも火が燃え移って、自動車と住宅を一気に失ってしまうという事態も想定されますから、EV車に対する火災保険を通常の自動車保険とは別に掛ける必要があるでしょう。

それでなくてもリチウムイオン電池の廃棄方法には問題があり、自治体なども回収をしないために、中国製などの安価なバッテリーを購入したがために、家庭にいつ破裂するかわからないリチウムイオン電池を多数抱えている人も多いのではないでしょうか?

そのうち古くなったリチウムイオン電池からの出火が原因で、日本のあちこちで住宅の火災が頻発するようになるかも知れません。

早く安全なリチウムイオン電池の廃棄方法を確立して、片っ端から古くなった電池を処分していかなければならない時期が来ているのではないでしょうか?

自民党女性局の観光旅行

SNSに投稿された、エッフェル塔の前で撮影された記念写真の話題です。

程度の差はあれ、寿司屋で羽目を外した写真を公開するのと似ています。こちらの方がやった人の有名度からしたら程度が低い行為かもしれません。

SNSを見るのが自分の友だちうや家族だけだと思っているのでしょうか?

こんな写真を世間に見せたら、どう見ても観光旅行にしか見えません。

本当に視察に行ったというのなら、現地で開催した会議の様子や担当者と交わした握手のシーンを撮影した写真を投稿するべきでしょう。

その上で、こっそり撮ったエッフェル塔の写真を、プリントした上で友だちに見せる。つまり、ディジタルデータを人の手に渡らないようにするのが当然であろうと。

今回は女性局という特殊な組織だったから、特に観光を主体にした旅行になったのかもしれませんが、世間に見せるべき写真がないのなら、SNSに投稿などしなければよいのです。

その辺りの常識がズレている事件が絶えませんが、近年日本人から常識がなくなってきているのは確かですが、政治家も若者も同じように蝕まれているというのが恐ろしい!

芸能人なら少しばかり話題を振りまくことも仕事の内ですが、人の上に立つ人たちにはつまらない話題は期待していません。

この欧州外遊で獲得してきた成果を見せて、観光で遊んできただけという噂を吹き飛ばしてもらいたいものです。(何、見せられる成果がない? やっぱり観光旅行でしたか!)

大阪万博の建売プレハブパビリオン

大阪で開催される万博のパビリオン建設が遅れている対策として、協会がプレハブによる建物を建売形式で用意して、開催時期に間に合わせようというアイディアが出ているそうです。

プレハブや建売と言うとなんとなく安っぽいイメージがありますが、工期を短縮したり建築費を抑えるには確実な方法かもしれません。

それに比べると、1970年の大阪万博のパビリオンは見ごたえがありました。

参加した国々や企業がパビリオンにメッセージ性を持たせて、それ自体が展示物としての意味がありました。

  • 大きなテントドームのアメリカ館
  • そそり立つ赤い塔のソ連館
  • 桜の花びらをかたどった日本館
  • 丸太を縦に並べたブリティッシュコロンビア州館
  • キューブを組み合わせて未来の住宅を試みたタカラビューティリオン館
  • 一本支柱で耐震性を高めたクボタ館
  • エアチューブを組み合わせて耐風性を実証した富士グループ館
  • 最初から解体時のダイナマイトの設置を考慮した住友童話館(?)

などなど、近未来的な建築物が目白押しで、パビリオンを見るだけでワクワクしたものです。

その後の国内開催博覧会は、つくば科学博や大阪花博、愛知の愛・地球博などのパビリオンは、かなり小規模になってしまい、意匠的には変わったものがあったとしても、建築物としての価値はあまりなかったように思います。

今回プレハブパビリオンと聞くだけで、陳腐な建物が並んでいる様子を想像してしまいます。

せっかく未来のショーケースになる万博ですから、プレハブ建築であってもプレハブに見えない、素晴らしい外観と豊かな空間を短工期と低コストで実現して、日本の建築技術を世界に見せてもらいたいものです。

サラリーマン増税

既に日本の社会保障負担率が世界最高水準の47%になっているというのに、さらにサラリーマンの通勤費に所得税をかけるというニュース。

これはつまり、サラリーマンの通勤費はもはや経費ではないという解釈なのですから、すべての勤務先まで出かける手段にかかる費用は経費から除外して、所得税の対象にすればよいのです。

ましてや移動手段として手当されている役員用の運転手付きの社用車や、政治家の送迎用の車も一斉に廃止するべきです。

そこまで通勤費に所得税をかけるなら、サラリーマンだけの増税とは言われないでしょう。移動にかかる費用はもはや経費とはみなしませんということです。

さぞかし徒歩や自転車通勤が増えることでしょうし、もっと在宅勤務が普及すれば都市の過密も緩和されるでしょう。(八方めでたし!)

そろそろ社会保障負担が50%を越えようとしているのですから、真剣に社会保障制度を見直す時が来ているのではないでしょうか?

税金ばかり取り漁る行為が政府の仕事のようになっていますが、政府の仕事は集めた税を効率的に利用して国民の暮らしを豊かにすることだったのではないでしょうか?

国民が汗水流してやっと手に入れた金銭を、理由も言わず使い道も明かさず召し上げるだけ。

今の日本の政治家は、地獄に屯する「餓鬼」です

日本人の幸福度が世界ランキング最低レベルであることに、政治家として恥も外聞もないのでしょうか?

政治家が普通の神経の人間なら、外交で他の国に行くことなどできないでしょう。(確かに普通の神経の持ち主は政治家にはおらんな。)

ヨーロッパでは賃金値上げのデモが頻繁に行われるようになっています。日本でもそろそろ70年代のように、労働者の不満が爆発するのではないでしょうか?

マグマが溜まっているのは、富士山の地下だけではないのです。

マイナカードを他人に渡して大丈夫か?

健康保険証をマイナカードと統合する話が、その後少しばかりトーンダウンしながらも、あくまで初志貫徹しようという姿勢が見えています。

マイナカードにこれからも色々なものを統合しようとするときに、それを他人に渡して平気なものなのか正しく判断しないと、マイナカードがとてつもなく使いづらいものになってしまう可能性があると思います。

例えばあなたが店で買物をするとき、あなたのクレジットカードを受け取った店員がそのまま店の奥に入ってしまって、しばらく戻って来なかったらどうしますか?

何かのたくらみがあってクレジットカードの情報を読み取っていないか、心配になるでしょう。

昔の海外旅行では、よく不正の手口として店の奥でクレジットカードのエンボスが余分にコピーされて、後から不正な請求がされるのを注意しなさいとよく言われたものです。

あるいはATMで、カッシュカードや通帳が機械に吸い込まれるのが不安に思ったことはありませんか?

まさか財布を他人に渡して目を離すことはしないと思いますが、クレジットカードや健康保険証や免許証などは、それを提示する相手として相応しい人に対して、自分の目前で見せる事はあっても、そのまま預けて後から返却される性格のものではありません。

今、健康保険証が統合されるかどうか揉めていますが、医療機関で健康保険の資格を証明するために渡すのは必要だとしても、それ以外のマイナカードに統合される(されるであろう)免許や銀行カードや住民票や税金関連の情報につながるコードが入ったものまで渡す理由がありません。

つまり、マイナンバーにそれらの情報を紐付けるとしても、それを一つのカードですべての場面に利用するのには無理があるのではないでしょうか?

そして紐付けるだけなら別にマイナカードは必要なく、これまでのようにマイナンバーを健康保険や銀行口座に紐付ける活動を地道に続けるだけで十分のような気がします。

以前にも書きましたが、健康保険証は医療機関で提示するだけでなく、スポーツクラブや旅行会社などで福利厚生を利用するために、健康保険組合員であることを証明するためにも使いますから、その度にマイナンバーを晒す危険を冒す意味があるでしょうか?

政府は個人情報保護法を改正しながら、適切な個人情報の管理を目指しているにも関わらず、不用意に色々な人の手に渡るマイナカードに貴重な機能を集約するという、利便性や合理性を無視した方向に進もうとしています。

マイナカードの意義、目的をもう一度見直して、負の遺産を残さないようにしてもらいたいものです。