定員割れの共立高校は債務超過の企業と同じ

最近は少子化に伴い、公立高校の定員割れが珍しくなくなってきています。

全員が高校教育を受けられることはよいことですが、実際定員割れしている高校の教育内容は高校レベルなのでしょうか?

近所にある私立大学で、定員割れになった年度から急激に学生の質が目に見えて落ちたことがありました。

そりゃ何も構わず入学を許可するのですから、一定のレベルに保つ方法がありません。私立の場合は教育の質やレベルの議論より、入学金や授業料を集めることのほうが重要でしょう。

社会に貢献する人材を育成するのが存在意義かもしれませんが、何より事業体として雇用を守らなければなりませんから。そして定員割れがひどくなれば破産して整理すればよいのです。

しかし公立高校は税金を投入しているわけですから破産はしません。私立の学校に対して公立学校は、営利目的で運営しているわけではありませんから、教育の質やレベルを無視して存在し続ける理由はありません。

これだけ定員割れが増えているのですから、一定のレベルの教育を施せない学校の統廃合をもっと進めるべきです。全国一律の評価基準を設けて、存在の意義が認められない学校の選別が必要です。

政治家の選挙では税金を減らす財源もないのに、受けを狙って減税中理を主張する候補者が多いですが、無駄な税金を減らすことにもっと注目をしてもらいたいものです。

スクレイピングで著作権違反

11月25日のニュースに、保育士向けの転職紹介サイトが、他社のサイトからスクレイピングによって大量のコメント欄の投稿を盗んでいたという記事がありました。

ご丁寧にクラウド上の業務日誌に詳細が記載されていたといいますから、犯罪と分かっていてやっているのは自明でしょう。

コメントならそもそも著作権で保護されないだろうとか、コピーライトマークがないサイトからしか取っていないとか、裁判になれば弁護士が入れ知恵しますから顛末は分かりませんが、日本人の法律を守る姿勢が怪しいのは確かです。

スクレイピングにとどまらず、インターネット上で情報があふれる昨今では、容易に文章や画像などをコピーすることができますから、技術的なハードルは下がるというよりないに等しいです。

そこでリテラシーとはマナーとかきれいごとで済まそうとしても、もとよりそれらのきれいな仕事のやり方は零細企業では推奨されておらず、効率を高めるためにはよそから盗んでくるのは褒められることはあっても怒られることはない。

自社で時間とお金をかけて一生懸命コメントを集めたところで、どうせ似たような内容しか集まりませんから、盗んだ方が簡単と思うのは当然かもしれません。コメントには価値がないと思っています。

ディジタルコピーに関しては、SDやDVDが普及しだした頃に議論の山がありましたが、小細工のような技術で逃げただけで、著作権についての議論はないままですから、リテラシー云々を今更問うても何も返ってこないでしょう。

今回のニュースは氷山の一角、やりたい放題のインターネットの世界が野放し状態です。