LGBTQ講習会

新型コロナの影響で在宅勤務が増えたのと同時に、TeamsやZoomが普及してオンライン講習会が前より頻繁に行われるようになりました。

以前なら会議室に移動してすこ亡からず面倒だと感じていましたが、オンラインだとかなり気楽に参加できるので、少なからず参加する機会が増えたように思います。

そこでやってきたのがLGBTQの講習会! みんなでALLYになろう!

この手の啓蒙講習会には、パワハラやセクハラの類のものがよく行われてきましたが、なんだかこれらの集大成ではないかと思える内容でした。

イケイケドンドンの90年代までは、売上至上主義のためにあらゆるハラスメントは我慢して当然だったわけですが、やっと人権ということばが売上に勝ってきたということでしょう。

それほど高度経済成長には「人権」より「売上」が尊重されていたのです。

しかしながら、LGBTQを一つだけ取り出して見るととても特殊であるように思いますが、人権という範疇で捉えると、人権にはもっと広い範囲の権利が保証されているべきで、今だにその全容は見えていないような気がします。LGBTQよりもっと重要で基本的なものがあっても不思議ではない。

かねてより親しくない人とは避けなければならない話題というのはありました。政治信条や応援政党、宗教、親の職業や出身地、学歴、転職歴、結婚歴、恋愛歴、貯蓄額、財産などなど。

そのなかの一つとして、性的嗜好が含まれているという考え方で良いのかなと。よほど親しくなければ聞いてはいけないと。

嗜好といえば、趣味も誰とでも共有できるとは限らない、理解してもらいにくいものはたくさんあるわけで、常に社会で大勢を握る側との戦いになるのです。

土足で人のプライバシーに踏み込まれることから、やっと開放されるということでしょうか?

民主主義と権威主義

今朝の日経新聞の記事で、中国とのサプライチェーンが途絶えて材料の輸入ができなくなれば、国内生産に多大な影響があるという書かれていました。

それはその通りで、思った以上に国内生産金額に影響が出るという点がニュースなのですが、気になったのは国家間の分断が「民主主義」と「権威主義」間で起こっているという点。

これまで冷戦時代は「共産主義」と呼んでいたものが「権威主義」に変わっていますが、考えてみればもともと権威主義そのものだった訳で、共産主義とは建前でもとから権威者がのざばるという図式は変わっていないように思えます。(もっとも権威主義だと言われている国では、そのような呼び方はしないでしょうが、)

ただ、その権威主義の実現方法を体よく表現していただけの話です。

一方、民主主義はどうかというと、これも今でも体よく言っているだけで、本当は「金欲主義」、「金儲け主義」辺りが妥当なところか。

表向きは民主的に物事を進めているように見せかけて、民衆から吸い上げた税金で政治家が権威を振りかざして統治し、陰ではいかに賄賂で潤うかに終始しているとしか思えないような事件やニュースに溢れています。

東西の壁が崩壊したと同時に、旧来の民主主義は絶えていたはずなのかもしれません。