郵便は終わっていた!

郵便局の不祥事は相変わらずで、保険や金融業としての適正を疑うような事件も相次いでいます。

しかし、肝心な郵便事業でも最近はとんでもないことになってきているようです。

市内での郵便局留めの郵便物が、しかもその本局で出しても翌々日にならなければ届かないと!

しかも、窓口の担当者もおかしいと思うと言いながら、規則で翌々日まで届きませんと言う。

誰が見ても郵便物を数十メートル移動させるのに2日かかると言われて、「はいそうですか」とは言わないでしょう。

確かに郵便局が用意している配達日数サイトによれば、同じ市内の郵便番号でも翌々日配達となって、早く届けたければ速達か書留にしなさいとなるようです。

民営化したための営業努力といえばそれまでですが、特別料金を搾取するために、数十メートルの移動に速達料金を要求するのは法外です。

これでは役に立たない。

63円や84円では、これまでのように全国どこにでも1〜2日で届けるには安すぎるかも知れませんが、歩いていける距離に2日かかるのなら高すぎる。

一円切手の前島密が嘆いていることでしょう。

国営から民営化して良くなった事業もありますが、極端に悪くなったのが郵便事業と言えるでしょう。

確かに郵便で届くものといえば、今ではそれほど多くはありません。いっその事、全ての信書も宅配便に任せてしまえばよいほどの体たらくです。

地方に行けば、郵便局が今でも重要な役割を果たしているのかも知れませんが、それにしても郵便局の落ちぶれ加減は、もう二度と使わないと思わせるほどにひどいものです。

さあその手紙、郵便で送りますか、それともメールかLINEで済ませますか? あるいは、持参して手渡ししますか?

教員不足を一挙に解消する方法

小学校などで教員が不足して全ての学級に担任を配置できないため、兼任でしのいでいるというニュース。

新学期が始まって連休が終わり、さあこれから本格的な学校生活が始まろうとしているときに、担任不在で学級の運営がままならないとなると、学習の進捗もさることながら、精神面でのサポートなど様々な問題を抱えることにならないか、気になるところです。

私も中学3年のときに、担任の先生が盲腸の手術のため数週間休まれたことがあり、中学なので教科の先生はいらっしゃるので学習の問題はありませんでしたが、学級運営や行事に関して支障があったことを覚えています。

小学校なら学習に直接影響しますし、生徒ではなく教員不足で廃校になるなんて冗談みたいなことが起こらないとも限りません。

そもそも最近の大学生は教員になりたがらないと言いますし、以前なら小学校教員を大量に養成していた短大などの閉校が相次いでいますから、教員不足は今後も続くことが予想されます。

大学受験では、通信制の予備校が一定のシェアを保っているようです。

学習進度別に細かくクラスを分けてオンデマンドで指導できたり、全国的に優れた先生が集中的に講義を行ったりすることで、教員不足の解消、進度別クラス編成によるいわゆるお客さんの解消、オンデマンドによる柔軟な時間割編成、おまけに情報教育にもなります。

日本の情報教育が遅れていると叫ばれていますが、そもそもプログラムを本格的に書ける人は大人でもほんの一握りです。

せいぜいオフィスソフトを使いこなせれば社会人としては十分でしょうから、小学校のうちにまず情報機器を使いこなすところから始めるのは、良いプラクティスになるに違いありません。

教員不足対策、進度別クラス編成、全国の優秀な先生のオンデマンド授業、情報機器に慣れ親しむ、これら全てが一挙に解消できるとしたら教育界の革新と言えるでしょう。

文部科学省とデジタル庁には、教員不足を逆手に取って音頭を取っていただきたいものです。