ネット情報の信頼性

読売新聞オンラインに、インターネットの情報の信頼性に関するアンケート結果が掲載されています。

情報の発信元を証明する新しい技術の必要性が問われています。

インターネット上に情報を発信した者の証明を行うことで、その情報の信憑性を図ろうというものです。情報のブランド化ともいうべきでしょうか?

インターネットには情報が溢れかえっていますから、正しい情報か誤った情報かを判断することが困難になってきているので、せめて情報の発信源が誰であるかをはっきりさせようということらしいです。

なんだかインターネットの世界はどんどん複雑になってきていますので、また新しい商売を考えついたのかと思いました。

しかし、こんなことで情報の信憑性が判断できるでしょうか?

HTTPではインチキ臭くてHTTPSなら安全と言われていましたが、最近はどんなインチキサイトでもHTTPSで配信しているそうですし、反対に信頼が置ける(はずの)某有名企業サイトがいまだにHTTPのままだったりします。

名のある新聞社や雑誌が独自のドメインを使って発信しているように見えても、実は偽サイトだったりすることがありますから、証明書によって確かに本物のサイトに接続していることを確認する必要があるのかも知れません。

しかし、新聞社が常に正しい情報を提供している稼働かも怪しいですから、偽サイトを鵜呑みにするのは問題外だとしても、あらゆる情報を自分の常識でまず判断できるようにすることが、AI時代の生き抜き方として重要になってくるでしょう。

SNSの情報が正しいかどうか見抜く自信がないという人が65%もあったそうです。嘘が氾濫するインターネットで何を信じればよいのか、分らずにさまよっている人が多いようです。

明らかに正しいか間違っているか判断ができることは、もともと自分で知っていたことですから価値がありませんが、自分で真偽が判断できない情報こそ意味あるのですから、そこが嘘であるとがっかりです。

これだけ情報が溢れていますから、1つのサイトを見てすぐに判断するのではなく、いくつかの異なる意見を眺めてから判断する必要があるでしょう。

占いを信じるかインターネットを信じるか、それはあなたの自由です!

放送も終わっている!

前回、「郵便が終わった」という話題をお伝えしましたが、それなら放送も終わっているのではないかと言うお話です。

ところで、電話というものは現在でも生活に必須のインフラの一つではありますが、その実現形態は以前と様変わりしております。

固定電話回線を司るメタルと呼ばれる電柱の上の配線は、光ファイバーに入れ替わってきましたし、そもそも固定電話が新規契約がほとんどない状態です。

以前は契約には固定回線の電話番号が必要な場合が多かったのですが、いつしか携帯電話でもよくなり、今では固定電話より携帯電話番号を記入する方が望まれるようになりました。

固定電話を持たない世帯が増え、あったとしても留守電専用です。その留守電には勧誘の類いの電話しかかかってこない様になって久しいです。

つまり、昔のような電話の形態は既に根絶していて、携帯電話からスマートホンに移行した先にはEメールやLINEやSNSなどの通信手段が溢れていて、これからも新しい技術がどんどん出てきては消え去ってしまうものなのです。

昔の技術にはもう価値はありません。

過去には主要な通信手段であった郵便が終わって、電話が終わっているのですから、放送が終わっていないわけがありません。

地上波デジタルに切り替えた時期が、放送が最後に主役だった頃だったのでしょう。

昔ならば、映像といえば放送しかなかった訳ですが、今や映像や動画と行って放送をまっさきに思い浮かべる人は少ないのではないでしょうか?

放送に限ってみても、タワーの上や山の上からアンテナで送られてくる電波を直接受信している世帯は、かなり少なくなっているのではないでしょうか?

スカイツリーや東京タワーが電波塔として利用されているのは事実だとしても、その電波の利用率は以前よりかなり下がっていて、さらにテレビ番組を見る割合も含めると、テレビへの依存度は30年前あたりに比べると激減していることでしょう。

NHK受信料を、インターネットで視聴できる装置を持った人全員に義務付けるようですが、世界中の人に契約させるのでしょうか? さぞかし世帯加入率が低くなることでしょう。

NHKはそろそろ年貢の納め時だと思います。