観光公害をどうする?

先週末は3連休で、各地の行楽地は相当の混雑だったようです。

普通なら夏休み前であまり移動はしない時期ですが、最近はインバウンドが勢いづいて海外からの観光客が急激に増えていて、主だった観光地は軒並み混雑したようです。

京都への高速道路は、朝の9時にはかなりの渋滞が発生していて、しかも京都南と京都東の市内に向かうインターは仕方がないにしても、京滋バイパスの宇治付近にも相当な渋滞がありました。

京都市内の交通も、バスや嵐山方面の交通機関で住民の生活に支障をきたすほどの混雑のようで、元々京都はそれほど交通の便が良くないところへ、大量の観光客をさばく必要があるためすぐにパンクしてしまいます。

市内中心部への自家用車の乗り入れや駐停車が禁止されているのは当然として、自転車の通行までもが制限されるほどひどい状況です。

観光立国を目指すとは言うものの、それなりの投資をしなければ整備もおぼつかず、現在の観光収入がどこに消えているのかも分かりませんから投資の原資もありません。

京都は狭い土地にベタッと市街地が均等に広がっているため、市バス以外の交通は地下鉄が2路線あるだけで、その地下鉄も工事中は掘れば遺跡の発掘調査がつきまとい、なかなか先に進むことができませんでした。

おそらく嵐山がこれほど混んで、その交通手段としてJRの嵯峨野線が人気だとしたら、海外で人気の旅行ガイドに決め打ちで行き方が指南されているのでしょうから、京都市が市内を効率よく巡るための情報をもっと広める工夫があったら良いのかもしれません。

財政難の京都市において、観光公害と邪魔者扱いするのではなく、せっかく世界に誇る観光資源があるのですから、有効に活用して市民の生活も蓋可になって環境客にも満足して帰っていただけるような施策が望まれています。

なぜ新聞社が廃れるか?

NHKがインターネットに進出しようとして、色々と国民に罠をかけようとしています。

少し前まではワンセグで罠に掛かると思っていましたが、スマートホンメーカーがそれを嫌ってワンセグを機能から外し始めたので、今度はインターネットに進出して一網打尽にNHKが視聴料金をふっかけようという算段です。

ちょっと待てよ、インターネット全体に網を被せたら、世界中の人口を相手にすることになるので、NHKの契約率が激減するのではないか?

おそらく世界の人口、例え世帯数だとしても、NHKに契約している人の率は数%に落ちると思われ、NHKがは何を考えて契約率をわざわざ下げる戦法を取っているのか不明です。

NHKでさえこのような素っ頓狂な戦略を進めているのですから、新聞社がデタラメでも仕方がないのかも知れませんが、いつまで紙の媒体の売上に頼っているのでしょうか?

家電メーカーが、これまでのナショナルショップや日立の家電ショップを切り捨てるばかりか、日立は家電事業自体を切っています。

最近、駅の売店で新聞を買う人を見たことがありませんし、電車の網棚に捨てられた新聞も見たことがありません。

新聞社が紙の新聞の売上を期待して事業を継続する限り、数年後には消滅しているでしょう。

新聞社はもっとニュースの創出に専念するべきですし、紙の新聞を印刷する工場は処分するときが近づいていることを認識するべきです。

電車で80%の人がスマートホンで情報を検索する現代においてさえ、ニュースは貴重な情報であり、伝達媒体が新聞紙からスマートホンに変わったとしても、市民が消費するニュース情報は新聞社などのニュースを創出できる企業から出たものだけです。

ぜひ、ニュースという情報を売るビジネスモデルに集中して、紙の媒体はフェーズアウトする流れに対応してもらいたいものです。