北海道の自動車道でヒグマが出没して危険とのこと。
いろいろなところで出没情報があって、特定の場所を避ければ済むというわけには行かないようです。
ニュースで流れていた映像を見ると、いかにも通りがかった車の窓に食べ物をねだっているように見えます。
USのヨセミテ国立公園は美しい自然が人気の観光地ですが、公園の中にはそこら中に熊や野生動物に餌をやることを厳重に禁じる立て札があります。
特に公園内のホテルの駐車場には、車内に食べ物を放置したままチェックインすると、夜中に車をこじ開けられて散々な目に合うぞという警告が、掲示板やパンフレットに書かれています。
一度味をしめた野生動物は繰り返し同じことをやりますから、とにかく一度でも車を荒らす熊が発生したら、しばらくはホテルに駐車さえもできなくなってしまいます。
以前、軽井沢の別荘地でゴミくまが話題になったことがありました。外に放置したゴミ箱を夜の間に熊があさり、一度味をしめると何度もやってくるということでした。
北海道のヒグマも、おそらくかつて通りがかった車から餌をもらったのでしょう。そのクマが死ぬまで、車に餌をねだり続けるのでしょう。
北海道に限らず日本中で野生動物が道路や住宅地に出没することが増えています。その原因として安易に餌を与えたり、生ゴミを外においていたりする人間の行為が仇になっていることが多いと思います。
私達も動物保護、動物愛護の意味を理解した上で考えて行動し、動物と人間が互いに不幸にならないようにしなければなりません。