軽自動車に軽油は如何なものか

最近やたらと目にするニュースに、軽自動車に軽油を入れてしまってトラブルになっているというもののがあります。

以前よりセルフ給油が増えたために、問題視するほどの件数が発生するようになったのでしょう。

まあ軽自動車に軽油は語呂は良いので、あまり考えない(何も考えない)人なら思わず手を出してしまうのでしょう。それに値段も安いし。(スーパーで隣の安い方を選んでしまうノリで、、、)

少なくともセルフ給油が普及する前はほぼ聞いたことがないトラブルです。

セルフ給油で年に数回しかガソリンを入れない一般人では、それほどシリアスに考えないのかも知れません。

給油口に「間違えるな!危険!」ぐらいの表示があっても良いように思います。

1980年代頃まではガソリンに有鉛と無鉛の区別があって、間違えて入れてしまうと排ガス処理をする触媒がだめになってしまって、修理代が高く付くことがありました。

当時はセルフ給油はありませんから、ガソリンスタンドの店員に間違えずに有鉛か無鉛かを申告すればよいのですが、それでも間違えられてしまってしばらく走っていると、急に赤いランプが点灯してストップする事もあったようです。

海外でセルフ給油が普及した後も、日本人が慎重なのか自らの愚かさを察してか分かりませんが、かなり長い間セルフ給油は解禁されませんでした。

確かにいまだに軽自動車に軽油などというトラブルが発生する様子を見ると、日本人にはセルフ給油は難しいのかと思ってしまいます。

もちろんほとんどの人は間違えることなく給油しておられるのでしょうが、ほんの一部の人が些細な不注意で間違えてしまうと、社会問題として解決しなければならなくなるのです。

皆さん、どっちか分からなければ聞くか、給油を諦めるか、給油を間違えると自分も家族も回りの人も命取りになります。

引火性の危険物を扱っているという自覚を持って、給油には十分注意していただきたいと思います。