「政治家はいずれネコやゴキブリに置き換えられる」

とまあ少しばかり過激なタイトルですが、PRESIDENT Onlineに

「政治家はいずれネコやゴキブリに置き換えられる」イェール大学助教授・成田悠輔の"政治家不要論"

という記事が掲載されています。詳しくはそちらの記事を参照していただくとして、まったくもってそのとおりだと思います。

記事の中で指摘されていることを私なりに要約すると、

  • 民主主義が崩壊している。
  • 近年選挙率が低下する一方なのは、国民が政治を見限っているからである。(そこまで断言はしていない。)
  • 民意を表現するデータを集めて、アルゴリズムで政策を決定する。
  • 政治家は人間である必要がない。

まあ、ざっとこんな感じでしょうか。

そもそも、選挙が国家運営や政治家の活動と「疎」にしか結合していないがゆえに、国民はごく限られた範囲内の選択肢しか与えられておらず、不本意な施策、勝手を極める政治家の所作を指を加えて眺めることしかできないのが現状です。

だいたい、人間に国民を公正に統治することなど、過去の歴史を見てもほとんどないと言っても良いぐらいで、歴史の授業で「昔の社会はひどかった」と教え続けられてきましたが、今も変わらないかもっとひどくなっているかもしれません。

人間は政治家に限らず権力者になってしまうと、権力を維持するために仲間内や親族で周りを固めて、反発分子を切っていく傾向があります。これは昔から変わらず普遍的です。

だから、民主主義も社会主義も一部の人間のためにだめになってしまうのでしょう。

まあ、AIが統治する国家ができたとしたら、SF映画でよくあるAIの暴走や、AIに自我が芽生えてしまって政治家と同じく我欲に突き進むかもしれませんが、、、