2025年大阪万博水ぶくれ予算

2025年の大阪万博建設費用が、2度の増額にも関わらずまだ追加の費用がかかるとされています。

木製のループや日本館の建設費用など、これまでの会場整備費以外での巨額な建設費が取り沙汰されています。

このような問題に対して首相が説明をするのはいいのですが、本来万博相が説明するべきであり、責任者不在というのが明白になっています。

木製ループや日本館の建設費用がいくら掛かろうが、予算を握った人が決断すれば予算をオーバーする責任も同時にとれますが、好き勝手に外野が予算を請求するものですから、責任なないままに建設費が膨れ上がっています。

そもそも予算を管理している部署はどこなのかがはっきりしません。万博相を設置したのですから権限と責任を移譲するべきで、いちいち首相が弁解することではないような気がします。

350億円の木製ループも一体誰がデザインして誰が設計したのでしょうか?

当然設計で建設費も考慮するでしょうから、そこの責任者もはっきりさせるべきでしょう。予算拡大を云々語るのはその後です。

建設費や完成時期について問題が山積していますが、そもそも万博の開催意義がj国民に共有されていません。

1970年の大阪万博のときには、開催の2~3年前から街中にポスターが貼られ、あらゆる刊行物に「大阪万博を成功させよう!」という標語が印刷されていました。

それに比べて今回の万博は、東京オリンピックのこともありますから、なんとなく交付金や裏金目立ての取引のために、開催意義や動員数を無視して開催さえしてしまえば全て良し的な、やましい裏取引が横行してとしか思えません。

万博の会期が終わってから不正を取り締まるのではなく、今のうちに黒い影を取り除いて、健全な万博を目指してもらいたいものです。