ニューヨーク・ポストに、インフルエンサーの女性からの投稿があり、飛行機の通路と座席を大柄な乗客のために広くすべきだとのご提案があったそうな。
現状では太い人に対する差別だとおっしゃる。
多様性が認められるようになり、太っていることも個性であって認められるべきだということらしいです。
別に他人に危害を及ぼさない限りは、太ていても痩せていても個性を主張するのは個人の自由です。
しかし、物理的に制限がある交通機関の場合大きさはコストですから、最低限耐えられるだけのスペースしか与えられないのが常です。
ですから、大きなスペースが欲しければ、通常は上のクラスの搭乗するしかありません。
実際に大きなスペースを用意するのにはコストが掛かりますから、人間の平均に合わせるのが合理的で、それより大きな人は我慢するか2人分予約するしかないでしょう。
逆に体重が半分だから子供料金にしてという大人も出てきそうです。
まあ体が大きいから大きな座席を同じ料金で用意しろというのは、体が大きいので食事を人の2倍出せとラーメン屋で言っているようなものでしょう。
「私は潔癖症でそれは個性なので、両隣の席は空席にしてくれ」なんていうリクエストにも応えなければならないくなります。
それよりも可哀想なのは、その大きな人の隣に居合わせた普通の体型の乗客です。不幸にも太い人の隣になってしまってお見舞金ぐらい欲しいところでしょう。
多様化を認める兆しが社会を平和にするのか、あるいはかえって住みにくくするのか。
「過ぎたれば及ばざるが如し」