CESがコンシューマー・エレクトロニクス・ショーではなくなった?

数十年前なら、家電が新技術の公開の場として華やかでした。

新規に開発された技術はまっ先に家電に採用され、それまでの機種との違いを広く消費者に説明できる展示会として、広く認知されていたと思います。

電卓然り、デジカメ然り、液晶テレビ然り、スマホ然り、、、

しかし近年、これらの耐久消費財と言われていた製品群はその新規性を失い、使い捨ての、以前ならタオルかハンカチ程度の耐久性しかない消費財となり下がりました。

そうするとショーを開いてまでお披露目する価値がないので、今ではロボットやEVなどがその新規技術のショーケースとしてもてはやされるようになったのでしょう。

今ではCESという名前を積極的には使っていないそうです。そのうちになにか別の呼称が考え出されることと思います。

今年はAIを採用したロボットなどが展示の中心になっているようですが、確かに賢いロボットが1台あれば別に家電が賢い必要はなく、ロボットが旧式の洗濯機を使って汗水も垂らさずに洗濯に励めばよいのですから、優秀なロボットはすべての最新家電を駆逐するのかもしれません。

テレビ番組で、最近のスマホは80年、90年代に最新技術だったクォーツ時計、カメラ、携帯電話、電子辞書、翻訳機、電子ブック、パソコンなどをすべて1台に集約してしまったといっていましたが、今後は1台のロボットにすべての家電設備が統合されてしまうことになる可能性があります。

企業なら従業員たる人間もロボットに統合される可能性がありますから、これからは私達が統合する側ではなくて、統合される側になってしまうことを危惧しなければなりません。