AI閣僚にAI俳優

またAIの話になります。

AI閣僚やAI俳優と聞くとなんだか味気がないと感じる人も多いでしょう。なんせまだ実績がありませんから、その良さを判断する材料がありません。

1年か2年ぐらいの試行期間は必要だと思いますが、AIが代わりになったときのメリットとデメリットが列挙されるようになると、その評判がまた新たな評判を読んで、人気俳優が一流の仲間入するときと同じ様に、世間のAIに対する定評が近いうちに形作られるかもしれません。

政治家にしても芸能人にしても人間には良いところと悪いところがありますから、これまでも散々人間の汚いところや自分勝手なところを露呈して失脚してきた有名人は、枚挙にいとまがありません。

自動運転でもそうですが、AIは人間の平均値を狙っても評価されず、最高のレベルの人間と同等であることが目標となります。

多少人間の仕事の代わりができるようになったとしても、常にあるレベル以上の人間を上回らなければなりませんから、技術的に難しいことであるのは確かでしょう。

しかし、一旦優秀な人間のレベルに達してしまえば、優秀以下の人間には用がなくなってしまいます。これは恐ろしいことです。

特定の技能だけがAIに置き換わるだけなら良いですが、仕事で使う人間の能力にはそれほどバリエーションがあるわけではありません。

AIに置き換えられる職業をリストアップするより、AIがでは絶対に置き換えられない職業を選ぶ方が簡単かもしれません。

人々がまだAIの全部の可能性に気づいていないうちに、AIでに絶対できないスキルを獲得しておく必要があるかもしれません。